インファナル・アフェア

Wednesday 21st September 2005 19:50
なん


話がとても面白いんだ。どんどこそのストーリーに引き込まれていく。だけどこの映画、マフィアだとか警察だとか出てくるけれど、派手ではない。ハリウッド映画とは全く違う、静かで重厚な世界がくり広げられる。二人の生き様みたいなものが、ひしひしと伝わってくるし、相手の組織を騙すだけでなく、自分の親しいものまでも騙さないと成立しないのだよ。そこがとてつもなく哀しい世界なんだ。

善と悪は紙一重みたいな部分があるんだよね。マフィアに潜入したヤンは、自分は警官だという正義があったとしても、潜入を成功させるためには、マフィアに信用してもらわなくてはならない。とするならば、自分をも悪に手を染めなくてはならない場面にも出くわすわけさ。その葛藤というのははかりしれないものがあると思う。

一方のラウは本来は黒社会の人間なんだけど、善の世界で生きたいと思う自分もいるんだ。だけど引き返す事の出来ない世界なんだよね。二人の時間が、切なく胸に突き刺さる。

この映画のタイトル無間道って言うのは、一旦この地獄に入れば、永遠に終わりのない厳しい苦難を受け続けることになるという意味だそうだ。まさにこの二人は無間道の世界にいる。

ヤンは自分が潜入捜査していると知っている、唯一の上司であるウォン警部が死んでしまったとき、泣きたくても泣けないんだよ。自分はマフィアの一員だから、悲しんではおかしいのだから。あの時のヤンの表情は忘れられないよ。まさに地獄だね。

これは男の映画だと思う。かっこいい。私は根が男なのだろうか?ラブストーリーより、こういう映画の方が性に合っている。

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