サイドウェイ

Wednesday 26th October 2005 23:57
なん


マイルスは妻との10年の結婚祝いの時に飲もうと思って、取っておいた61年のシュヴァル・ブランを、離婚してもいつまでもあけれないでいた。なんだけど、妻との事を決別したとき、彼はこのワインをあけるんだよね。そう妻は別の男の妻になり、子供もできて、決して自分の人生と交わることのない存在になってしまったという現実を受け入れるしかないときに。あのときにマイルスの表情はいいねぇ、なんか切なくなるよ。人生って、ワインの熟成のように、喜びや悲しみ、いろんな感情が、時間の経過とともにうまく絡み合って、そして飲み頃を迎えるんだろうなぁ、なんてうんちくを言いたくなったりして。

40代って微妙な年なんだと思う。自分のこれまでの人生を振り返り、何も自分は達成していない。もう若くもない、自分の限界は自分がよく知っている。何か新しいことにチャレンジする勇気ももてない、いつも逃げて後ろ向きになっている。でもたった一人の自分のことをわかってくれる人がいたなら、少し勇気を出すことができる。それがマイルスにとっての、マヤであり、ジャックにとっては婚約者なんだよね。

派手さはなく、地味でとても現実的なんだ。夢がないような感じなんだけど、根底にはたった一つの愛があるならば…っていうのが溢れている映画だと思う。なので見終わった時に、なんか心に残るものがあるんだ。若者向きではないけれど、きっとこの年代に差し掛かった人には共感できる部分があるんじゃないかなぁとも思った。

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