おとぎの国のアリス ~貴女に贈るグリム童話~
Sunday 2nd April 2006 00:28
なん
image[おとぎの国のアリス ~貴女に贈るグリム童話~]image[]
原題 L' Odyssee d'Alice Tremblay Alice's Odyssey
2002年 カナダ劇場未公開
上映時間 102分
監督 ドゥニ・フィリアトロール
出演 ソフィー・ロレイン/マルタン・ドレンヴィユ
お勧め度 image[★3つ半]
大人の童話かな、これは。ファンタジー苦手だからたいして期待はしないで見てみたんだけど、最期まで見るとなんかおもしろいかもって思う不思議な映画。なんていうのか若者でもなく、子供でもなく、ちょっと年のいったアリスは母子家庭だ。新しい恋にも積極的にはなれず、友達が男を紹介するといってものり気にはなれず、子供との生活の毎日。
そんなある日、子供に童話を読み聞かせたあと、部屋のドアを開けると、そこは不思議なグリム童話の世界の入り口だったというわけ。その世界には童話に登場するお姫様とかがいるわけなんだ。白雪姫とかシンデレラとか、眠り姫とか。
でもさそれが童話の姫とは違うんだよね。なんたって白雪姫は毎晩違う小人と寝ちゃったりするんだよ。なので子供向けの映画ではないよ。こりゃあ。うっかり子供と一緒に見ない方がベストかと。(笑)
人間界に戻るために、王子見習いのルドヴィックと一緒に入り口のドアを探すという話なんだけど、出会う童話の主人公はやけに人間くさいし、ドタバタ騒動がおきる。またルドヴィックも王子見習いで、キスのテストに合格しないと王子になれないという、ちょっと情けない男なんだ。
ラストは誰もが想像できちゃうんだけどね。→ネタバレ(おとぎの世界でアリスのことが好きになり、王子になれたルドヴィックとアリス。でも人間界に戻るドアを通れるのは一人だけ、やっと好きな人に出会えたのに、違う世界の人なんてと悲しそうな顔をするアリス。でもさそれで終わりじゃないんだよ、人間界に戻ったアリスには、友達が男を紹介するって言ってたその人が、なんとルドヴィックそっくりの男性で、二人は顔をあわせた瞬間恋に落ちるというわけ。なんと都合のいい話と思うなかれ、いいんじゃないのって思うくらい、なんかアリスとルドヴィックには幸せになってもらいたいと、なんか応援したくなる中年なんだよ。これぞ不思議の世界。)オチがわかっても、この話は御伽話だしいいんじゃないって許せちゃう。ラブストーリーといえばラブストーリーだし、ファンタジーといえばファンタジー。ハッピーエンド万歳だよ。
[9] >>
comments (0)
trackbacks (0)
<< ネコのミヌース
キャプテンウルフ >>
[0] [top]