アタック・ナンバーハーフ

Tuesday 2nd May 2006 07:55
なん


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原題 Satree-Lex
2001年 タイ公開
上映時間 104分
監督 ヨンユット・トンコントーン
出演 チャイチャーン・ニムプーンサワット/サハーパープ・ウィーラカーミン

お勧め度 image[★4つ]

オカマちゃんのドタバタスポ根コメディといったらいいだろうか。これって実話なんだってね。本当にオカマちゃんで構成されるバレーボールチームがあるらしいよ。コーチはおなべらしい。

タイ映画ってはじめて見たんだけど、こういうオカマちゃんとかって世間でかなり認知されているんだろうなぁ。以前タイのおかまのボクサーとかテレビでやっているの見たことあるんだよね、それと同じようなものなのかな。まあさ性転換の手術とかタイに行くとかって言うもんね。

オカマさんたちもいろんなのがいるんだよ。軍隊にいる筋肉ムキムキだけど、顔は派手にメークして、くねくね動くオカマさんとか、一見普通の男にしか見えないけど、実は…っていうタイプとか。ニューハーフという言葉がぴったりの、実に綺麗に性転換している人とかね。そんな彼女ら(?)が地区代表に選ばれ国体をめざす。

タイは日本よりこういうゲイに慣れているのだろうが、やっぱり差別というか偏見もあるわけだよね。ゲイというだけで同じチームでバレーなんて出来ないと、チームを離れていくものもいるし、実際の大会を運営するお偉いさんも、わざと意地悪なトーナメントを組んだりして、オカマチームを敗退させようとしたり。

でもそんな世間の圧力に屈せず、元気パワー満載でバレーに打ち込む様は見ていて元気が出てくるんだよね。いろんな苦悩を笑いというオブラートに包んで、そして明るく描いているから、結構この映画うけたと思うよ。だってさ、だんだんとじゅんちゃんかわいいとか思えてくるから恐ろしいわよ。(笑)

それとこのオカマチームに1人だけノーマルな男の子がいるのよ。彼はバレーが好きで勝ちたいからこのチームにいるんだけど、オカマたちのことを理解しているわけではないんだよね。だからオカマという事に対しての偏見も少なからずあるし、彼女らとぶつかるシーンも多々あるんだよね。そんな中「あなたはどれだけゲイの知り合いがいるというの?いないなら私たちを差別する資格はない」ってなことをオカマちゃんが言うんだけど、そういうシーンになんかぐっときちゃったりして、この映画は見終わったあとに元気百倍になるよ。

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