マルホランド・ドライブ

Thursday 9th June 2005 22:25
なん


パズルのような映像なんだよ。その一枚一枚がまた美しい。そして耽美的。いろんな時間軸が絡み合って、またその軸がゆがんでいるので、いっけんいったい何がどうなっているの?って思うのだけど、パンドラの箱をあけたなら…。って感じで後半はどーっとこれでもかっていう位、夢と現実が入り混じる不思議な世界が広がっていく。

単純に言えば女優を目指すベティの挫折、そしてリタへの恋の執着(女が女を愛する)が妄想と現実とのひずみを生み出した産物といったらいいのかな。何がなんだかわからなかった話が、最後にベティの恋の哀しい話なんだとわかる瞬間、わたしゃ天才!リンチ最高!と叫びたい衝動に駆られた。よくいろんなシーンが走馬灯のように目の前に現れるっていう表現をすることがあると思うけれど、まさにそんな感じで、私の心の中に次々といろんな感情が生まれてくるのを止められないといったらいいかな。

この作品についてリンチは音楽のように感じて欲しいと言っている。理屈でつじつまあわせとか、謎解きとか思って見るとさっぱりわからず、これ以上ないくらいつまらない映画になると思う。本当に感じる映画だと思う。もし興味があるようなら一度見てみることをお勧めするなか。リンチの最高傑作そのものだから。

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