ロスト・ハイウェイ

Monday 13th June 2005 15:53
なん


この映画のはちゃめちゃぶりは、前半ですでに炸裂している。インターホンが鳴り、突然「ディック・ロラントは死んだ」という声が聞こえてきた。ドアの外には誰もいない。ここでオカルトかと思ってはいけない、そのあとから自宅に自分の家の中を撮影されたビデオが届くようになる。そして最後のビデオは自分の妻が殺されているシーンが写っている。でもそれはビデオの話ではなく、フレッド(夫)が殺したということで、逮捕されちゃうの。監獄に入れられたフレッドだが、ある朝別人に取って代わっていた。それも24歳の若者に。警察の方たちの驚きといったら。というか私もびっくり。(笑)

なんじゃそりゃ!!!もう奇妙を通り越して、いかれていると思った。そのあとはフレッドに取って代わったその若者の話が展開してゆくので、主人公がいったい誰なのかが混乱していくんだ。

でもね主人公はひとりなんだよ。そうどんなに別人に見えても、それは彼なの。妄想と現実が入り混じっているというか、もう一人の自分の象徴というか。だからといって二重人格の話とは違うんだよ。最後まで見るとそのあたりがわかるんだけど。

そしてひとつひとつが、そのときは意味がないようなへんてこりんなことが、全部関連していて、最後が冒頭のシーンとつながり、なるほどこれってこういう映画なんだってわかるというのが、この映画の構造。

マルホランド・ドライブもそんな感じの作り。これは理屈で筋道立てて見ると、混乱しちゃうし腹がたつかも。ようは妄想の世界に理屈なんて存在しないでしょう?夢を見ていると思えば、つじつま合わなくても納得できる。そんな雰囲気だと思えばいいかと思う。それと現実のことと妄想の世界の境界線があいまいなので、見ていていったい今はどっちの世界なんだろう?って混乱するのが、この映画を難解にしている原因だと思う。

個人的にはこの作品は面白いと思うけれど、とても不可解なので、人に見てみてとお薦めはできないかも。そういう万人にうける映画でないことは確かだから。

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