サスペリア2
Sunday 9th July 2006 00:45
なん
image[サスペリア2 完全版]原題 PROFONDO ROSSO
1975年 イタリア公開
上映時間 106分
監督 ダリオ・アルジェント
出演 デビッド・ヘミングス/ダリア・ニコロディ
お勧め度 image[★4つ半]
昔この映画が異様に怖かった思いがあって、ただ話のすじは忘れてしまっていたんだ。ラストのオチが私には怖くてねぇ。それでもう一度どんな話か思い出してみようと、借りてきた。
この作品はパート2ということだけど、作られたのは『サスペリア』より前の作品で、ホラーというよりサスペンスなんだ。ダリオとゴブリンのコンビは『サスペリア』でも一緒で、音楽がこの映画の怖さを引き立てている。
あらためて見直してみると、当時に感じた恐怖はないんだけど、なんていうのかじわじわする怖さというのはやっぱりある。昔の映画なのでCG加工とかはないわけで、それでも心理的にあとひく怖さがある。全体に薄気味悪さが漂っているんだよね。からくり人形とかってすごく怖くない?ああいうのがケタケタ笑いながら出てきたり、童謡が流れてくると、よりいっそう不気味な感じが増幅されるというのだろうか。『サスペリア』もそうだけど、またダリオの映像美の美しさもあいまって、単なるグロいホラーというのとまた違うのよ。
ラストの真相の場面で、背筋がぞぞーってくる怖さがありあり。よくできたサスペンスだと思う。ただ動機が弱いんだよね、なんで殺しちゃうのかがいまいちなんだけど、まあそのあたりを補って余りある映画ではある。
ネタバレ→(超能力者のヘルガが殺されるのを外から目撃してしまった、ピアニストのマーク。あわててその現場に飛び込んでいくと、ヘルガの部屋にはいくつもの絵が飾ってあった。犯人は逃げたあとだったが、あとでその部屋をもう一度見てみると、来たときにかかっていた絵がないと気がつく。そのあとラストまで、犯人は誰だっていうことを追跡していくんだけど、最後にその絵の謎が解明される。つまり最初に見ていた絵の一枚は、絵ではなく鏡に映っていた犯人の顔だったということ。私はここで背筋がぞぞーっときて、しばらくの間夜に鏡を見ることができなくなったんだ。今でも夜の暗い中で鏡は見れないけれどね。)
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