スカーレットレター

Monday 7th August 2006 06:31
なん


image[スカーレットレター]原題 朱紅文字
2004年 韓国公開
上映時間 119分
映倫 R15指定
監督 ピョン・ヒョク
出演 ハン・ソッキュ/イ・ウンジュ

お勧め度 image[★4つ]

イ・ウンジュさんが自殺した原因がこの映画じゃないかって言われているみたいだけど、うーんそうなの?ウンジュさんかなり演技うまいよね。惜しい才能を無くしたと残念に思っているのは私だけじゃないはず。

ストーリーはちょっと散漫かも。いろんな話の軸があって、中途半端になってしまっている部分は惜しいなぁと思う。一応それぞれに絡み合ってはいるのだけど、掘り下げ方が足りないというのか。

とある殺人事件と三角関係の話が平行して描かれる。そして三角関係のそれぞれの関係。つまり愛人と不倫相手の関係、妻と夫の関係、そして愛人と妻の関係。これらが複雑に絡み合う。愛というより愛憎に近い映画なのかなぁ。

ギフンという男は、つつましいタイプの妻と激しいタイプの愛人とうまくやっていた…つもり。なのにタイミング悪く、妻と愛人が同時に妊娠。家庭を壊す気もないなら、愛人を妊娠させるなよ!と言いたいが、これらのことで愛人は壊れてゆくし、妻との関係もギクシャクする。そしてクライマックスは狂気の世界に嵌ってゆく。

それにしても意外だったのは…ネタバレ→(妻スヒョンと愛人のカヒは昔愛し合っていた。つまりレズ。だけどカヒはギフンという男の恋人ができる。だけどギフンはなぜか純情なスヒョンを妻に選ぶ。スヒョンはなんでギフンと結婚したかというと、愛するカヒの恋人であったギフンと結婚すれば、ずっとカヒのそばにいられると思ったから。究極のねじれた愛情。そしてカヒはスヒョンと結婚したギフンをずーっと愛し続けている。このあたり私にはわからない。

そして壮絶なラストが待っている。なんと妻のスヒョンは妊娠していて、ギフンや周りから祝福される妊娠である。かたやカヒも妊娠してしまう。でもこちらは望まれない妊娠。カヒはギフンをどこまでいっても愛しており、最後はわざとギフンとじゃれあったすきに、車のトランクに入ってしまう。つまり出られないという状況。たぶんカヒは出られなくなり、そして最後は二人で死んでしまうことも覚悟していたような。半分心中を狙っていたのかなぁ。

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