箪笥-たんす-

Wednesday 16th August 2006 06:39
なん


image[箪笥-たんす-]原題 薔花、紅蓮
2003年 韓国公開
上映時間 115分
監督 キム・ジウン
出演 イム・スジョン/ムン・グニョン

お勧め度 image[★4つ]

これは「号泣ホラー」だそうだ。だがこの映画どこで泣くのかよくわかんないよ。というか泣ける場面なんてあるのか?それにしても最近韓国映画を見るようになったのだけど、結構凝ってるね。

これは前半というか1時間くらい、淡々と話が進み、私はちょっと退屈になってしまった。所々ビクッとする場面はあるよ、でもそれは音響効果によるもので、場面としてはそんな怖くなるようなものでもない。

そしていよいよ話の本筋に行くというときに、一言「スヨンは死んだ」えっえーっ!!なんだよこの展開って形にはいり、話は転がりだす。

以後完全ネタバレ→(いやはや、今まで存在していたはずの妹スヨンは死んでた???じゃああれは幽霊なの?と思ってみていくと、結局はスミの妄想の産物というか、スミは多重人格だったというおちか?

つまり実母が箪笥の中で首吊り自殺をして、それを発見した妹スヨンは、母を助けようとした瞬間バランスを崩し、箪笥が倒れてくる。箪笥の下敷きになったスヨンは息絶える。何かもの音がしたと、のちの継母であるウンジュが見に行くと、そこには箪笥の下敷きになっているスヨンの姿を発見。しかしウンジュはそのまま部屋を出てしまう。おいおいお前見殺しかよとつっこみを入れたい。部屋を出るとスミと出くわすウンジュだが、スミはウンジュのことを快く思っていないので、ひどい言葉をなげつける。そこでウンジュは言う「この瞬間をあとで後悔する」と。やっぱウンジュは見殺しにするんだ。

結局スミは妹がそんなことになっていることに気がつくことなく、出かけてしまい。自分のせいで妹が死んだと精神を病んでしまうというのが話の大筋でないかと思われる。

前半のスヨンは死んだと父が言うまでの出来事は、すべてスミの中の多重人格が演じていたということだ。だから父はそんな娘にだんだんと耐えられなくなっていくのだ。)

『カル』の時もそうだけど、かなり凝った作りではある。だから二転三転するような話で、意外性を楽しむにはいいと思う。また映像は実に綺麗だ。レトロな雰囲気に落ち着いたカラー、奇妙なアングルといい、このあたりは見て損はない。ストーリーも一度見ただけだと????ってな感じの部分も多く、これももう一度巻き戻してみようかってことになるかと思う。

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