オーメン
Monday 5th February 2007 14:46
なん
image[オーメン 製作30周年記念 コレクターズ・エディション]原題 THE OMEN
1976年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 111分
監督 リチャード・ドナー
出演 グレゴリー・ペック/リー・レミック
お勧め度 image[★5つ]
私は『オーメン』が好きなんだよね。やっと元祖オーメンの感想にたどりついた。この映画はいったい何回観たことだろう。はじめて観たのは、確かテレビでやっていたやつだったように思う。今から30年も前の映画なのに、なぜか今見ても面白いと思う。
当時はきっとかなり衝撃的だったと思う。首にロープ巻いて、家の屋根から飛び降りるシーンとか、首がポーンと飛ぶシーン、さらに串刺しになるシーン、そりゃあ衝撃的だよ。今ではそんなシーンはあたり前のごとく出てくるだろうけど。こういう視覚的にもショックなんだけど、なんといってもじわじわくる心理的な恐怖もよく描かれている。
外交官ソーンと妻の間にできた子は死産だった。彼は同じ日時に産まれた別の赤ん坊を引き取って育てることになる。この子供がダミアン。ダミアンは自分が悪魔であるとは自覚してはいない。ただ自分の周りでは、奇怪な死が続出する。
まさかダミアンが悪魔だなんて思っていないソーン(グレゴリー・ペック)に、大きなお世話であるが、ダミアンは悪魔の子じゃーとささやく神父、最初は「んなバカな」と思っていたソーンも、もしかして…と疑い始め。ソーンは悩んじゃうのよねぇ。そりゃそうだ、だってかわいい我が子が悪魔だなんて。
私だったらどうだろう、自分の子、いくら養子とはいえ、悪魔の子だから倒せ、殺せと言われても無理だよなぁ。
ラストシーンのダミアンは、あれアドリブなんだってね。なんたってあのシーンがオーメンの怖さを引き立てているといってもいいくらい、名演技よ。といっても本人はしようと思ってしたわけではなく、ハプニングみたいなもんなんだろうけどね。
ネタバレ→(自分を殺そうとした父を、逆に悪魔の力で殺したダミアン。父の葬儀の席で、後ろを振り返り、にやりと笑うダミアン…。このシーンは有名よね。あの笑い。なんでも監督が笑ったりしたら駄目だよって言っておいたらしいのだけど、ダミアンは監督の顔を見たら、こらえきれず笑っちまったらしい。でもあのシーンは正解だよ。あれで一気にダミアンの悪魔としての存在感を、観ているものに焼き付けることになったもの)
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