SMOKE

Monday 12th March 2007 00:02
なん


image[SMOKE]原題 ウェイン・ワン
1995年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 113分
監督 ウェイン・ワン
出演 ハーヴェイ・カイテル/ウィリアム・ハート

お勧め度 image[★5つ]

いい映画だった。何てことのない、ニューヨークはブルックリンの一角にあるタバコ屋での話し。みんなそこは溜まり場で、日々そこを訪れ店主のオーギーとだべっていく。オーギーは毎日毎日十年近く、ブルックリンの街角で、自分の店を交差点の向こう側から同じ時間に一枚の写真を撮るのが日課なんだ。似たような写真に見えても、全部違う。季節も写っている人も天気も違う。すでに4000枚以上の写真。これが私のツボ。ちなみにオーギーの使ったカメラはニコン。

そこで繰り広げられる日常は、ささないな出来事で、ただ淡々と時間が流れてゆく。ゆっくりとタバコの煙のようにね。ちょっぴりほろ苦いビターな大人の映画というのがふさわしい一本。

こういうゆったりとした話が好きでない人は駄目なのかもしれないが、そうでないならばこれはなかなか味があると思う。心温まる話や、でもどこか寂しげでやけにせつない作品だった。

この映画で好きなせりふ「秘密を分かち合えない友達なんて、友達と言えるか?」っていうオーギーの言葉が印象的。

私はタバコを吸わない人だけど、この映画を見ると吸ってみたくなるんだよね。禁煙している人はやめておいたほうがいいかな。

【Story】
14年間朝の8時に、店の前で写真を撮り続けているブルックリンにある煙草屋のオーギー。そんなオーギーの店に集まる人々の日常を、過去から現在にかけて進んでゆく。


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