ハンニバル・ライジング

Wednesday 5th September 2007 08:05
なん



青年期の彼と、大人になってからの怪物の彼の間には、深ーい川が流れているように思います。きっかけがあれであり、復讐により殺人を犯しているうちに、彼のキャラクターが出来たというのが、あまりに飛び越えていて、その溝を説明してくれない限り、たぶんこの映画には納得いかない気がします。世の中には理解不能な殺人鬼が存在します。それらを作りだしたのが幼少期のトラウマという正統派のオチではなく、どうにも理解できない天性の持って生まれた何かを描いて欲しかったというのが、この映画を見ての感想でした。

かなーりレクターについて語ってしまいました。(笑)
羊たちの沈黙などを見てない方は、殺人鬼の出来るまでという普通の映画としては楽しめるかもしれませんね。

【Story】
1944年のリトアニア。戦争で両親を亡くしたハンニバルは、幼い妹ミーシャと2人で山小屋に隠れ住んでいた。ある日ドイツの逃亡兵達が山小屋を乗っ取り、妹ミーシャは彼らに殺されてしまう。その後成長したハンニバルは、パリの叔父のもとへと向かう。しかし叔父はこの世を去り、未亡人の日本人女性レディ・ムラサキが、ハンニバルを迎えた。

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