消えた天使
Monday 31st December 2007 11:23
なん
image[消えた天使 デラックス版]原題 THE FLOCK
2007 劇場公開
アメリカ制作
上映時間105
映倫 R-15
監督 アンドリュー・ラウ
出演 リチャード・ギア/クレア・デインズ
お勧め度 image[★4つ]
『インファナル・アフェア』の監督アンドリュー・ラウがハリウッド映画に進出し、それの第一弾というのがこの作品です。私この手の作品好きです。この作品ノワールものではありませんが、テーマは重いです。
最近は日本でもそうですが、アメリカでは性犯罪や子供の誘拐が多発しています。そして一度そういう犯罪に手を染めたものの再犯率はかなり高く、アメリカでは性犯罪者の登録と情報公開を義務づけたメーガン法という制度を持ちます。なので元犯罪者は今どこにいて、そしてどこに住んでいるなどの情報が、一般市民にわかるようになっています。日本もメーガン法をという話もあるみたいですが、実現するには時間がかかるでしょうね。なんたって日本は犯罪者の人権の方が守られている社会ですし。
この映画は、そういった犯罪者がちゃんと生活しているのか、巡回し監視するという仕事をしているのが、リチャード・ギア演じるエロル・バベッジです。彼は正義感が強く、ちょっといき過ぎな部分もあり、あと18日で退職させられることになりました。その後釜の引継ぎとしてやってきたのが、クレア・デインズ演じる新人のアリスンです。
バベッジはアリスンを引き連れて、犯罪者の家を訪問します。そんなときに新たに若い娘がいなくなる事件が発生し、バベッジは絶対に犯人は、この監視対象者リストの中にいると確信し、犯人を絞りこむために執拗に訪問を繰り返します。
バベッジは監視対象者を絶対に信用していません、たぶん更生という言葉は信じていないのでしょう。この映画に出てくる、怪物を捕まえるものは自分も怪物にならないようにしないといけないという部分があります。これはしかりであり、あまりに狂気と接していると、自分も狂人になる恐れを人間というものは持ち合わせています。
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