消えた天使
Monday 31st December 2007 11:23
なん
この監視員という仕事の厳しさ、自分を保ちながら任務をまっとうする辛さ、そして自分の仕事の努力に対して再犯率の多さに対する絶望さ、ものすごいジレンマが毎日渦巻いていると思います。そしてそんな元犯罪者に対して、時にそれの度が過ぎるようなことまでしてしまいます。元犯罪者の人権侵害という領域まで踏み込みます。本当に自分は正義のためにしているのか、自分の中にも犯罪者たちのそれと同じような快楽的な暴力性が宿ってしまっているのか、その葛藤を実によくリチャード・ギアは演じていると思いました。
そんな彼をセーブできるのはアリスンであるということです。バベッジのしていることはほめられませんし、でも彼のそうしたくなる気持ちもわからないでもなく、憎むべき犯罪者のあの狂気は、もう誰にも止められのではというような無力感を映画を見つつ味わう様は、結構きついものがありますが、犯人は誰なのか、被害者は無事なのか、そのあたりの着地点は目新しいものはありません。しかし私は深く考えさせられる作品だと思いました。ということで、結構この映画私にとってポイント高いです。
でも目を背けたくなるような犯罪のシーンもときに出てくるので、心臓の弱い方はやめたほうがいいかもしれません。一応映倫でもR-15指定ですしね。
【Story】
性犯罪登録者の監視員を続けてきた公共安全局のエロル・バベッジはあと18日で退職を控えていた。後任となるアリスン・ラウリーの指導を任されることになる。2人で担当地域を巡回する中で、若い女性が行方不明になったとの情報が入る。バベッジだけは監視リストの登録者の中に犯人がいると確信し、アリスンと共に犯人の追跡を開始する。
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