レボリューショナリー・ロード

Monday 4th January 2010 14:43
なん


image[レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで スペシャル・エディション [DVD]]原題 REVOLUTIONARY ROAD
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 119分
監督 サム・メンデス
出演  レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

お勧め度 image[★3つ]

これ劇場で見たんですよね。この映画は『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが11年ぶりに共演して話題になっていました。ええ、『タイタニック』は娯楽作品として結構好きでした。うちには今だにタイタニックのカレンダー飾ってあるし。(笑)

でもこの映画を『タイタニック』と同じような娯楽作品と思って見ると失敗します。なんたって『アメリカン・ビューティ』の監督の作品ですし。かなーり辛辣にアメリカの幸せと言われている家庭像の崩壊を描いています。大人の映画です。だからつきあって間もないカップルとかは止めたほうがいいかと。デートムービーにはかなり不向きです。

たぶん普通に観ていたら退屈に感じるし地味な映画です。でも私としては内容は悪くないと思います。微妙な話なので、友達とは映画に関しての話は盛り上がりに欠けましたが、あれを一緒に観たカップルはどうなるか?という点だけは話に花が咲きました。←なんじゃそれ。

いっけん文句もないような夫婦ですが、心の中にかなりのすれ違いがあり、その溝は埋められません。お互いに理想とする結婚生活があり、どこかで妥協しつつも帳尻を合わせて生きてきたのです。でもその帳尻が合わなくなっていったら。見ていてかなり絶望的な気分になります。ラストの朝食をとるシーンがすべてを物語っているというのでしょうか。夫婦喧嘩の多い映画なんですが、それがハードではないんですねぇ。根底に流れる寒々とした冷たさ、それがジンジンと感じてしまい、終わったときには心が氷ついてしまいました。実に皮肉で心痛い映画でした。

[9] >>
comments (0)
trackbacks (1)


<< 恋愛小説家
魔法にかけられて >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.24R]