新しい人生のはじめかた

Sunday 19th June 2011 09:28
なん


image[新しい人生のはじめかた [DVD]]原題 LAST CHANCE HARVEY
2010年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 93分
監督 ジョエル・ホプキンス 
出演 ダスティン・ホフマン/エマ・トンプソン

お勧め度 image[★5つ]

すいませんこの映画ツボです。というか実に心痛い映画です。やけに主人公の気持ちがわかっちゃう映画です。多分若い人にはわかんない映画だと思います。

人生の盛りを過ぎたというか、年齢的には40代から50代くらいの独身女性をエマ・トンプソンが演じています。母と2人暮らし、恋人もいない。仕事と家を往復するだけの人生。そんなケイトに恋人でもと紹介してくれた男性とデートをするのだけど、お店でデートをしていると、彼の女友達とか男友達とかが現れ、一緒にどう?みたいな。

その時のケイトの疎外感。自分といるときより若くて綺麗な女友達と話す姿を見て、明らかに自分といるときより楽しそう。そんな時にトイレに言って声を押し殺しながら泣くケイト。でも表ではそんなそぶりは全く見せずにふるまうケイト。

いやー、もう痛くて痛くて。だってこんな気持ち若い人にはわかんないと思う。ケイトが言うの「人生には期待しない」期待さえしなければこんな思いをすることもない。淡々と日常生活が流れていくだけ。そのほうがどれだけ楽か。恋に期待なんかすると、こういう惨めな思いをしてしまう。

一方のダスティン・ホフマン演じるハーヴェイは、CM作曲家であるが、仕事では自分はまだまだいけると思っているのに、実際は若い作曲家に仕事をとられてしまう。さらに離婚し妻のそばにいる娘の結婚式には、実の父という事で招待こそされるけれど、娘にはバージンロードは母の再婚相手の義理の父と歩くと言われてしまう。

2人とも人生の折り返し地点を過ぎて、誰にも必要とされていないのではないかという孤独感。惨めさ。そんな思いをたっぷりと味わい尽くしした時に出会う。

[9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< メイク・イット・ハプン!
ダンス・レボリューション >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.24R]