スイミングプール
Sunday 17th July 2005 21:28
なん
サラはもうすでに枯れ果てて、実に堅物な女なの、それとは対比的にジュリーはまばゆい若さと美しさを持っている。サラはそんなジュリーに対して、非常にジェラシーを感じているんだよね。
まどろむような光の中で、プールにきらきらと乱反射するターコイズブルーの水に飲み込まれる、現実と妄想の狭間。そのボーダーラインが非常に曖昧なんだけど、これは謎解きのミステリーという話ではないはず。
人間の中に潜む、嫉妬、憎悪、憧れ、そんなものが、二人の女性の対比として描かれている。複雑な心理が鮮明にそして静かに表現されている映画かなと思う。
リンチの映画はテンポよく、次々に映像がシャッフルされていく展開に対して、こちらのオゾンの映画は淡々と静かに流れていく。ちっとも難解ではないはずなのに、ラストへの持って行き方は、見る人によって、あれは現実の話なのか、それとも妄想なのか、どちらでもいいんですよって言ってるような気がする。
ある夏の暑い、そしてまどろんだような日々の中、私の解釈としては、あれはサラの妄想の出来事。でもジュリーとの日々は、サラ自身でもある。そうサラの中にはジュリーという存在も成立する。そう思う。妄想でもあるが、ある意味現実でもある。そう曖昧な境界を行ったり来たりするんじゃないかって思う。そんなことを通して、サラは自分の一番欲しいものはなんなのか、そしてそれを手に入れる方法は、手探りで自分の人生を探しあててゆく。それがラストにつながるんだろうなぁって。
シャーロット・ランプリングってもう60才に近い年齢らしいんだけど、すごいです。全裸になっても年を感じさせないよ。オールヌード、ヘアもありの映画。と書くとエロチックな画像を期待する人もいるかもしれないけれど、全然違いますね。そんな映画じゃないのは確か。
フランス映画、大嫌いだったけれど、この一本で見る目変わったかも。
レンタル返す前に、もう一度見よう。
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