アメリカン・サイコ

Monday 18th July 2005 21:56
なん


この映画は完全にネタバレで書いていますので、お読みになりたくない方はお戻りになってください。

1980年代のウォール街で、一流企業で働くパトリックは27歳。朝はエクササイズで自分の肉体を鍛え上げ、男性コスメにもこだわりをもち、肌はサロンで小麦色に焼くイケメンな男。高級オフィスでは個室をもち、美人秘書もいる。才色兼備な婚約者もいるが、女との浮気にも事欠かない。いっけん誰もが羨む生活を送っている。

ライバルとは名刺がいかにかっこよく作るかという事で競い合い、予約の取りにくいレストランの予約を取ることに命をかけていたり、仕事はいつやってんの?と思わなくはないが、そんな毎日が淡々と流れてゆく。というのが前半なんだけれど、中盤に入ってから、突如してそんなパトリックが、いとも簡単に殺人を犯してしまうのだ。深夜にホームレスに対して、「仕事につけよ、アル。消極的な生き方をしていたらいけない。しっかりしろ、力になるよ」など言うような励ましを言う。ホームレスは「だんなは親切な人だ、ありがたい」と心を許した途端、にっこりと笑いながら「俺たちは違いすぎる お前は負け犬だ」と暴言をはいて、いきなりぶすっとナイフを突き立てる。

それからは理由などあってないようなことで、娼婦から挙句には自分の友人まで斧でめったぎりにしてしまうのだ。それもレインコート着て、床には新聞紙ので引いてだよ。もう無差別殺人の域。

彼の殺人は、快楽殺人とは違うんだよ。殺しを楽しんでやっているわけではない。殺人によってエクスタシーを感じようとかそういう事ではなく、ストレス解消でスカッとするために、簡単に殺人をしてしまうのが、パトリックなんだ。遊びやゲーム感覚。そこが非常に怖い。にっこり笑いながらだよ。首を冷蔵庫に保管したり。もう異常極まりない。だけど外では実に好感度の高いいい人なんだ。こういう人が自分の周りにいるかもしれないという思いと、そうなったら被害者にもなりうる恐怖、なんか不条理な出来事が耐えられないのよ。だって理由なんかないことで、頭跳ね飛ばされてごらんよ。

この映画は非常にポイントポイントで、凝った作りにはなっている。彼が借りてきた映画のビデオは『悪魔のいけにえ』だっりするんだけど。テレビにラストシーンが映っていたりして、それと平行するように、全裸なのに足にはスニーカー履いて、チェーンソーを振り回して、女を殺しちゃったりするんだよね。

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