チャーリーとチョコレート工場

Monday 8th May 2006 00:48
なん


image[チャーリーとチョコレート工場 特別版]image[]
原題 Charlie and the Chocolate Factory
2005年 アメリカ・イギリス公開
上映時間 105分
監督 ティム・バートン
出演 ジョニー・デップ/フレディー・ハイモア

お勧め度 image[★5つ]

私はどっちかというとファンタジーものって駄目なんだよね。だからあまり好んで見たりしないんだ。だからこの映画もずーつと躊躇していた。ところがどっこい、見てみたら超嵌ってしまった。

遊園地のアトラクションのような映像で、色彩が派手で、そしてなんと言っても、ブラックな発言が楽しい。一見子供向けに見えるけど、すごく皮肉が利いていてツボに嵌った。

憎らしいというかくそガキと言えるような憎々しい子供たちがやっつけられていくのが見ていて楽しくなるって、私は相当根性悪いんだろうか?でもあの映画でチャーリー以外の子供がとても素敵なんて口が裂けてもいえないくらい、生意気でどつきたくなるほどいやな子供なんだもん。親もまたそれに増して嫌だし。

ウンパ・ルンパが私にはさらにツボ。あれがきもいと思う人は、この映画楽しめないと思われる。ウンパ・ルンパが歌う歌詞もブラックで大好き。

というような前述の憎らしい子供と対比して、チャーリーがすばらしい子供というか、家族を大切に思う思いやりの持った子供というのが引き立つように作られているんだよね。チャーリーの家は超貧しくて、毎日ご飯はキャベツのスープ。家も傾きかけているあばら家だし。そこで寝たきりのじーさんばーさんが4人もいて、お父さんは歯磨き工場で働いているけれど、給料はものすごく安くて貧しいんだ。でも家族がとても暖かい、貧乏でもこの家族なら幸せっていえるような家庭なんだ。なんかそんな家族愛がところどころあって、うるっときたりするところもあり。家族愛という甘いお菓子に、ぴりりと皮肉というスパイスを効かせ、着色料で派手派手に染めたお菓子という映画。

ただしこの映画は、好き嫌いが極端に分かれそうだと思う。この世界に入れなかったら最後、えらくつまらなくてなんじゃこれって思うよ。私のようにツボに嵌れば、最高に楽しい映画だと思われる。なので私的評価は5つ星だけど。

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