オールド・ボーイ
Friday 11th August 2006 00:34
なん
image[オールド・ボーイ (HD-DVD)]原題 Oldboy
2004年 韓国公開
上映時間 120分
監督 パク・チャヌク
出演 チェ・ミンシク/ユ・ジテ
お勧め度 image[★4つ]
『親切なクムジャさん』を先に観たのだけど、クムジャさんの映画の前に復讐三部作と言われる作品のひとつがこれ、ということで観てみた。2004年カンヌ映画祭のグランプリをとったみたいだ。タランティーのが絶賛していたらしい。
すげーの一言。ただストーリーとしては、んなことねぇーだろうと言いたくなったり、そんなことであーた??というようなこと満載なんだけど、それを差し引いてもすげー。
『親切なクムジャさん』の時も書いたのだけど、こういう復讐劇って、被害者に感情移入するには、それだけのことをされれば復讐したくなる気持ちもわかるよなーっていう出来事でないといけないわけだ。ところがこの映画の話は、ええーっ、それって逆恨みというか、頭がおかしいんじゃないの?つていう感じなので、復讐を成し遂げた方に対しての賛同はない。
クムジャさんの方は、復讐の方法そのものは単純だった。もちろん復讐するまでの計画の練りようはすごいものもあったけれど、今回のオールドボーイは、復讐の方法も、ありえないというか、他者を巻き込んで不幸にしたら、それは反則だろうがと思ってしまったんだよね。
以下ネタバレ→(だってさ復讐の動機というのが、学生時代に自分と姉との近親相姦的な関係をオ・デスに見られ、それを噂話のように喋られた。そのせいで姉は噂を苦にして死んでしまった。そしてウジンは復讐をオ・デスにすることを決心する。
この動機がいまいち。だってさ学校の中で、姉とあんなことすれば、オ・デスじゃなくても誰かに見られる恐れは大きいわけだし、確かに口は災いの元で言いふらす方もよくないが、自業自得という部分も大きいと思うのだ。
それで復讐がまたすごい。オ・デスを15年監禁するんだ。そして15年目に解放するのだけど、復讐は監禁で終わったわけではない。というのも催眠術をかけてマインドコントロールするわけ。そしてオ・デスとオ・デスの娘に催眠術をかけて、二人を愛し合うようにしてしまうというわけ。つまり15年の監禁は、娘の成長のために必要な期間というわけよ。娘も15年前に失踪した(当時4才)父のことなんて顔とかも覚えてないわけだし、二人が出会い愛し合ってしまうように仕向ける。
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