SAYURI

Saturday 19th August 2006 00:20
なん


image[SAYURI]原題 MEMOIRS OF A GEISHA
2005年 アメリカ公開
上映時間 146分
監督 ロブ・マーシャル
出演 チャン・ツィイー/渡辺謙/ミシェル・ヨー

お勧め度 image[★3つ]

映像は綺麗だよ。日本の美しい季節や風景、そして着物の美しさというのはよく現れていたと思う。チャン・ツィィーは中国人だけど、綺麗だし芸者の格好も似合っていた。色彩のあでやかさがそれぞれの美しさを引き立てていた。

でもストーリーがいまいちなんだよね。さゆりという一人の芸者の半生というか、子供の頃から一流の芸者になるまでの話なんだけど、女社会なので、いじめとか嫉妬があったりするんだよね。それに会長さんとの出会い、秘められた恋心なんてものが絡み合ってくるんだけど、あんまりさゆりに感情移入できなかったんだ。なんたって私はアメリカンドリームな話かと思っていたから。つまりいろいろあったけど、それらを乗り越え、芸者として超一流になってなんてのを想像していたら、何のことはない、普通のラブストーリー&ハッピーエンドかよだった。もちろん芸者としても大成はするけどね。

ラブストーリーがメインだったら、それなりに盛り上がる恋模様がもっと欲しかった。だってひっぱるだけ引っ張って、ラストにあれれー、だったら最初からくっつけよって言いたかった。それでもその時代はあんなもんなのか?

それと私は芸者という世界はよく知らないので、外人が感じるのと同じようなイメージしかないのだけど、芸者ってあれが正しいのか?芸者は娼婦ではないと強調して言っていたけれど、どうみても最終的にはお金と体という図式があるように感じられるんだけど。水揚げという制度というのか、あれは明らかに金銭とバージンの駆け引きだよね?まぁ、最初から体を売る目的のものと、そうではない芸を売るのが目的だが、借金などの理由にしかたなくという場合の違いなのか?もう一度芸者を勉強しなくてはならないな。

まっ、綺麗に描いてくれているので、そのあたりはよしだし。桃井かおりさんのインパクトある女将も見ものだとは思うけれど、かなり長い映画なので覚悟は必要かと。

【Story】
9歳で花街の置屋に売られた千代。そこには、おカボという少女と、花街一の売れっ子芸者である初桃がいた。ある時千代に会長と呼ばれる立派な紳士が優しく声を掛ける。それ以来芸者になって会長さんにもう一度逢いたいと夢見る千代だった。

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