誘う女

Friday 8th September 2006 00:01
なん


image[誘う女]原題 TO DIE FOR
1995年 アメリカ公開
上映時間 106分
監督 ガス・ヴァン・サント
出演 ニコール・キッドマン/マット・ディロン

お勧め度 image[★3つ半]

最近マット・ディロンの出ている映画をよく見るなぁ。あっ、これはニコールの美しさが際立っている。ホント綺麗よ。お人形みたいな美しさだけど。

この映画、若いツバメをたぶらかして、自分の夫を殺させたという、実際にアメリカでこんな事件があったらしい。それでよくワイドショーで近所の人や関係者にインタビューしたりするじゃない?ああいった形式で話が進むの。被害者の姉が、弟はあの女に殺されたんだとか。嫁はこんな人間だったとかカメラの前で話すのよ、そういうのをつなぎ合わせ、最終的には自分が事件の様子を語るという方式になっていく。

ようはこのスーザンは、注目されたい病というのだろうか。ほら目立ちたいから犯罪犯すなんていう人がいるじゃない?このスーザンは、テレビに出て注目を浴びる自分というものに価値を見出していて、そのためには何でもするというのだろうか。

だって自分がテレビに出ることより、夫の店を手伝って欲しいという旦那の希望、それだけで夫を疎ましく思い、殺そうと思ってしまうって。旦那が子供を欲しがった、そんなことでも殺人のきっかけになるって。だってはたから見ているとそんなにひどい旦那ではないんだよ。仕事もちゃんとしているし、妻の仕事も理解はしている。だけどそろそろ子供が欲しいねとか、自分のイタリア料理の店も盛り上げてくれるとうれしいといった程度の希望は誰でもあるよね。それを強要しているわけでもなく、考えておいてくれないか?なんていうささやかなもの。

あまりに殺しの動機が短絡的というのか。それも自分の手を使って殺すのではなく、自分のことを好いている若い男の子を翻弄して、殺させるんだよ。

最初はインタビューみたいなのが続いて、なんだか面白くねぇーなって思っていたんだけど、だんだんとにコール演じるスーザンの悪女ぶりというか、頭の悪いでも悪女といった雰囲気にのまれてゆく自分がいた。

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