サスペリア

Saturday 25th June 2005 17:50
なん


ストーリーそのものは現代でいえば怖くないと思う。話そのものが魔女崇拝の話だし、日本人にはあまり受け入れられるものでもない。でも今でも、ゴブリンの音楽は怖いよ。別格だと思う。
何が怖いって、不安を掻き立てる、あのゴブリンミュージック。地の底からわきあがってくるような、ドラムの音といい。のっけから、そーだよそうそうこの音楽って、記憶の片鱗がよみがえってきたもの。

それと全体を通しての色彩はみごと。赤がものすごい強烈なのよ。建物も赤、血の色も赤。毒々しい赤が暗さを引き立てているといってもいいくらい。ふるーい、くらーい、ヨーロッパの湿気のある雰囲気にぴったりよ。

バレエ学校という閉鎖された空間での出来事で、ものすごい嵐の中、その場所にたどり着いた主人公。あんな嵐なら学校に入らざるを得ない。そうして恐怖に一歩足を踏み入れていく。嵐の中タクシーに乗り込んだスージー。そのタクシーの背後に幽霊が映っているというのは有名な話。本物でなく監督のいたずららしいけれどね。

やっぱり70年代の作品だから、ファッションとかそういうのは昔風なんだよ、仕掛けも今時みたいなCGもないから、人形じみて見えたりとかするのは仕方ないんだけど、あの当時でこの映像はすごかったんだろうなって思う。なんかね絵画的な映画なの。それが怖さを増幅させるというのかな。

今時のCG使った映像で血がどばーって言うのより、この当時の映像の方が、不安感をあおって、やっぱり私のホラー映画の原点はここにありかな。ホラーといえばこの映画ははずせないよ。

「秘密の部屋。青のアイリスをまわして」冒頭のせりふ。なんだかちーっともわからんでしょ。とにかく古い映画だけど見てちょーだい。(笑)

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