スウェプト・アウェイ

Saturday 28th April 2007 02:20
なん


image[スウェプト・アウェイ]原題 SWEPT AWAY
2002年公開
アメリカ制作
上映時間 89分
監督 ガイ・リッチー
出演 マドンナ/アドリアーノ・ジャンニーニ

お勧め度 image[★2つ]

これはラジー賞の映画らしい。監督はマドンナの旦那で、そのマドンナが主演。もともとは『流されて』という映画のリメイクらしい。だからなのか、私はけちょんけちょんに言われるほどつまらないとは思わなかった。もっとつまらない映画はたくさんあるからね。ただ映画評論の立場だと、ろくでもない作品なんだろうか。ただ面白かったかと聞かれると、微妙ではある。

マドンナ演じるアンバーは金持ちの傲慢な女。あんな女がそばにいたら、絶対にかかわり合いにはなりたくない。お金にものを言わせて、クルージングの船員にひどい意地悪をするのだ。ところがアンバーのわがままのせいで、ボートが遭難して無人島に流れ着いたふたり。すると立場は大逆転。

確かに船の上ではお客様であるアンバーの言いなりだったけれど、こと無人島となるとアンバーは単なる金持ちというだけでは何もできない。だって金があっても無人島では約に立たないからだ。自分で魚や食べ物をとって生きていかなくてはならない。漁師であるジュゼッペはその点、こういう逆境には強い。

今まで傲慢な対応をされていたジュゼッペはここぞとばかりアンバーをいじめるのだ。気持ちはわからないでもない。アンバーは謙虚さのかけらもない女だし、こんな危機的状況になっても、えらそうな態度をとり続けているからね。とは言うものの、ジュゼッペそれはやりすぎだろお前という部分がある。

蹴ったりぶったり、おいおいそれは暴力以外のなにものでもないだろうに。そこまでやったら、ジュゼッペもアンバーと同類と思ってしまった。だが類は友を呼ぶという映画なのか、男と女は二人しかいないからなのか、お互いひかれあってしまうという、実にお手軽な話の展開だ。

不思議なのは、無人島だというのに、掘っ立て小屋に毛布もあり、ロウソクまであるのだよ。それはどこから持ってきたんだよ。といいたくなるような、ボロそうで何もないように見せているけれど、綺麗な小屋なのだ。もちろんボロ小屋を綺麗にしたんだといういいわけもあろうが、ホントに無人島なのか?と疑いたいくらいだ。

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