プラダを着た悪魔
Saturday 26th May 2007 14:19
なん
image[プラダを着た悪魔 (特別編)]原題 THE DEVIL WEARS PRADA
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間110分
監督 デヴィッド・フランケル
出演 メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ
お勧め度 image[★3つ半]
プラダの製品が大好きな私としては、この邦題実にそそられます。ファッションが大好きな方は結構楽しめるかなぁと思いました。みんなおしゃれですし、ブランドものもたくさん出てきます。ストーリーとしては仕事と私生活の線引きの難しさなんかを描いています。
メリル・ストリープ演じるミランダはファッション雑誌業界のカリスマ編集長。彼女位のキャリアと地位を得るには相当の努力と、私生活の犠牲の上に成り立っていると思うのですが、そこへアン・ハサウェイ演じるアンディがやってきます。
ミランダのアシスタント2ですが、とてもファッション雑誌の仕事をしているとは思えないようなダサさ。みんなからも白い目で見られます。そんなアンディだけど、だんだんと仕事ができるようになっていくと大変身するんですね。もともと美人なので、ちょっとかっこいい服を着ればそれなりに様になるとは思いますが、おしゃれになって垢抜けたのはいいのですが、仕事重視の生活はプライベートがおろそかになっていくのは世のつね。それにより恋人ともギクシャクするようになってしまいます。
働くことは厳しいし辛い、でもそれが仕事というのを実によく提示しているのだけど、私としてはミランダの仕事のやり方というか、部下に自分のプライベートの用事までいいつけるというのはどうかと思ってしまったのですね。自分の子供のために、まだ出版前のハリーポッターの本を手に入れろなんていう無理難題の要求は、明らかにやりすぎといっていいのではないでしょうか?アメリカのビジネスの世界はああなんでしょうか?
部下たちはミランダのやり方にみんなビクビクしているのです。でもミランダはミランダで、そんな傲慢な面もあるけれど、本当は部下のことを実によく見ていて、才能を適切に評価する部分も持ち合わせてはいるのです。
悪魔という表現の通り、確かにある意味デビルミランダといったほうがいいような上司ではありますね。ファッション業界の華やかさに隠された、ビジネスの世界の厳しさやえげつなさをよく描いているとは思います。なんでも「ヴォーグ」の元アシスタントが書いた暴露本が原作とのこと。アメリカのファッション雑誌の業界の一端が垣間見れます。
[9] >>
comments (2)
trackbacks (0)
<< LOOP ループ
デス・パズル >>
[0] [top]