ノンフィクション

Thursday 31st May 2007 00:02
なん


image[ノンフィクション]原題 SUR LE SEUIL
2003年 劇場未公開
カナダ制作
上映時間99分
監督 エリック・テシエ
出演 ミシェル・コテ/パトリック・ユアール

お勧め度 image[★2つ]

この映画のDVDパッケージ、ものすごいですね。それにおののいてしまいましたが、話はそんなに怖くありません。

普段起こる凶悪な事件ってあると思いますが、それが実はある作家が書いた小説どおりのことが起こるとしたら。つまり小説を真似た模倣犯ということではなく、小説が世に出る前の段階で、自分の書いた小説の内容と全く同じ事件が起こってしまうとしたら…。

自分だったらもう小説は書かないようにすると思うのですが、トマは精神が混乱してしまったのか、突然自分の指を切り落とし自殺を図ってしまうのです。命は取り留めたものの、彼は精神病院で治療を受けることになるのです。彼の担当医のポールは何故自分の指を切り落としたのか、それらをカウンセリングするうちに、トマの書いた小説が、現実に起こってしまうことに気がつくのです。その謎を探るべく、彼の出生から調査を開始するのですが。

ここからネタバレです→(いやはや彼のルーツは悪魔だったというわけです。危ない新興宗教の道に進んでいってしまった神父の一人が、教会で信者らを集め、ともに殺しあうというなんとも凄惨な事件を起こすのです。その中で赤ん坊のトマに悪魔の口付けをするのですね。やがてトマは成長して彼の書く小説が本当になるという、悪魔の仕業に振り回されてしまうのですが、最後には彼はほとんど半狂乱の極みとなり、妊婦の腹を割いて、子供を取り出して口付けするのです。つまり悪魔の子供再び誕生です。

いやそんなことで悪魔の子供になってしまうのかというつっこみはなしです。なんといっても悪魔は何でもありですから。そして不死身です。トマは警官に射殺されますが、悪魔の子は誕生したので、またここで引き継がれますね。いつまでたっても終わりません。ポールはこの子供を一生見ていくと言いますが、彼には悪魔を倒す力はありはしませんので、赤ん坊が成長してもどうにもできないでしょう。)←ここまでです。

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