人のセックスを笑うな

Tuesday 5th July 2011 09:06
なん


image[人のセックスを笑うな [DVD]]原題 人のセックスを笑うな
2007年劇場公開
日本制作
上映時間137 分
監督 井口奈己
出演 永作博美/松山ケンイチ/蒼井優

お勧め度 image[★3つ]

山崎ナオコーラの原作を読んでいませんので、そのあたりと比べることはできません。というか、私って映画化された原作本って、ほとんど読んでないんですよねぇ。

この映画のタイトルは結構衝撃的(?)だけど、内容は年上の人妻に恋する大学生の話。別に不倫のどろどろでもなく、実にあっさりとした青春の一ページ。

美大生のみるめ(♂)は、ちょっと不思議ちゃんな女性ユリと出会う。このユリは39歳なのだ。永作博美って本当に童顔でかわいい感じなので、39歳の設定でもとてもその年には見えない。それでいて実に天然キャラ。

ユリは年上だけど、何故か守ってあげたいような、ほおっておいたら危なっかしい、そしてつかみどころのない不思議ちゃんで、きっとみるめはそんなユリにどんどん引かれていってしまったのがよくわかる。

ユリは実に自由奔放だ。猪熊さんという旦那さんがいる。旦那さんがいるけど、みるめに触ってみたかったんだもんという理由で翻弄する。でも彼女は悪女という雰囲気ではないのだ。子供っぽさと頼りなさ、だけど実は案外計算しているというというか、きっと自分では計算しているとは思ってない天然さ。ある意味こういう女こそ魔性の女なのかもと思った。みるめはユリに完全に嵌る。でもユリは実にあっさり。旦那さんのこともさらりと告げるし、悪びれるふうでもない。旦那さんは実にいい人というか、あの旦那だからユリと結婚生活を続けていられるんだろうと思う。旦那もユリの危なっかしい、頼りないところを十分に補ってあげたいという思いの強い男のようだ。

同じ女として、自分の恋人には絶対に紹介したくない女だ。絶対にとられそう。一度こんな小悪魔的な女になってみたいもんです。(笑)

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