21グラム

Tuesday 2nd August 2005 16:28
なん


時間軸がバラバラなので、最初は戸惑うと思う。でもかなり面白かった。ただしテーマは暗い。救いが少ないんだよね。だから重いです。あっけんからんとは見れない。

突然愛する人を失って、その人の心臓は別の誰かの体で生きている。それがショーン・ペン演じるポールなんだけど、自分に心臓をくれた人の家族は、その後どうしているんだろう、誰がくれたんだろうって、絶対に思うよね。それでその相手が自暴自棄になっていたりするのを見たりしたら、どう思うだろうか。
この映画ではだんだんとポールはクリスティーナに引かれていくんだよ。クリスティーナも、最初はなんだこの人って目で見ていたのに、夫の心臓が生きつづけている、ポールの体の中でって思ったからなのか、二人は急速に惹かれあうんだ。
そして二人で、加害者を殺しに行くという話しなんだ。ラストはどうなるかというと、誰もが幸せではないんだ。これからどうしていったらいいんだろうっていう終わり方。たぶん永遠に続く苦悩が待っているような、なんとも言えない終わり方。

こういう救いの少ない映画は『ミスティック・リバー』で懲りているんだけど、あれよりかはまだ私は耐えられるかなぁ。加害者もひき逃げしたりするんだけど、罪の意識があるからちゃんと出頭もするし、自分が殺してしまった人間に対して、ものすごく苦悩しているのがわかるんだよ。だからひどいやつって、加害者に責任すべてかぶせるのもできないし、もんもんとしてしまうんだな。

映像的には合間に過去をランダムに挟み込み、時間軸を狂わせる方法をとっているので、はじめの方はなんだかいまいちわかりにくいというふうになっているんだけど、それほどはちゃめちゃではないので、すぐにどういった話で流れていっているのかわかるようになる。
なので暗い話なんだけど、自分も苦悩して苦しくなって終わるという感じではない。

どんな結果であっても、人はそれでも命の炎が消える日までは、生きていかねばならない。あー、重かった。でもそれなりに楽しめますよ。

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