リトル・ダンサー

Saturday 17th September 2005 11:23
なん


これは炭鉱で働く、厳しい時代や生活というのも背景にあるんだ。お父さんは息子がバレエなんてやるのは大反対なんだ。やっぱりいつの時代も、男の子はたくましく、バレエなんて女の子のやるものだって印象があるんだよね。だけどだんだんと、息子の踊る姿を見ているうちに、息子は本当に踊ることが好きなんだなって、息子の夢をかなえてあげたいって思うようになるんだ。

父も兄も炭鉱労働者で、炭鉱でしか働けないんだ。だから炭鉱を閉鎖するという組合の考えに大反対で、毎日ストを決行している。だから炭鉱ではない仕事に就こうとするものを裏切り者というふうに思っている。そんな父が息子のオーディションにかかる費用を工面するために、自分自ら裏切り者になって、お金を稼ごうとするんだよ。兄は、そんな父を見ていてここまで頑張って来たのに何で?でも弟の夢をかなえてやりたいという親子心も十分すぎるくらいわかっている。父は妻の形見のアクセサリーなどを質に入れてまでお金を作ろうとするんだ。貧しい背景と少年の踊りに対する情熱。胸がとても痛い。

俺たちにはもう何もないけれど、あいつはまだ11才だ。あいつの夢をかなえてやりたいって。もう私はこの頑固ジジイに胸を熱くした。最初は何でバレエをするのを許してやらないのさって思っていたんだけど、このシーンで感動の嵐。

また弟をいつも邪険にしていた兄が、ビリーがロンドンのバレエ学校に行くときに、弟がバスに乗り最後の最後に「I'll miss you」って言うんだ。この映画に悪人っていないんだよね。みなそれぞれ優しいんだよ。

おかまの友達のマイケルとの友情も、この映画ではとても綺麗に描かれているんだ。「誰にも言わないで」ってマイケルが言うところなんて、とても切ないよ。

私にとっては一押し映画。ただハリウッド映画のような派手さは全くないよ。イギリス映画だもん。

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