世界でいちばん不運で幸せな私
Saturday 19th May 2007 10:29
なん
image[世界でいちばん不運で幸せな私]原題 JEUX D'ENFANTS
2003年 劇場公開
フランス・ベルギー制作
上映時間 94分
映倫 PG-12
監督 ヤン・サミュエル
出演 ギョーム・カネ/マリオン・コティヤール
お勧め度 image[★1つ]
おしゃれっぽい邦題で、期待感ワクワクで見たのがはずれたようです。もともと私はフランス物があまり好きではありません。そんな期待は絶対にやめとけっていう陰の声が聞こえてきたのですが、その声を無視して借りたため、案の定という結果になってしまいました。
もともと『アメリ』が苦手なんですが、あの映画のよさを理解できない私だから、この映画もそれと同様というのでしょうか。確かにおしゃれっぽい雰囲気で、ちょっと人と違ったような変わりものの主人公が、次は何をしでかしてくれるのか?くるくるとした展開に心躍らされる感じではあるんですが、どうも空回りしているようで、私の感性では理解できませんでした。
どう見ても主人公の二人は、不思議ちゃんレベルをはるかに超えている電波系の人物なんですよ。話の流れではちょっと変わった二人という感じなんですが、だんだんとそれがエスカレートしていって、最後にはそれはいくらなんでもひどいでしょうにというレベルまで上昇してしまうのです。ホラーレベルというか、私に言わせればホラーを超越しているような、でもそれがおしゃれモードで描かれているんですから、恐るべしフランス映画です。
ジュリアンとソフィーは幼馴染。二人はちょっと変わり者の上、学校の先生はふたりの度を越すいたずらに手をやいています。そんな二人だけど、ある日ゲームを始めます。そのゲームというのは、相手の出した無理難題ちっくな申し出をやり遂げるというものです。例えばここで3回まわってワンと言えと言われたら、そのゲームに乗ったらそれをやらなくてはなりません。それをやリ遂げればゲームはクリアしたことになり、次は自分が相手に難題を押し付けることができます。
最初は度を越しているけど、いたずらと呼べるようなレベルだったんです。姉の結婚式でテーブルをひっくり返すとか。それでもまわりは迷惑なんですが、まだいたずらで済ませられるようなことでした。それが二人が成長していくとともに、ゲームのレベルもアップしていくんです。どこまでいってもそのゲームをやめないし、二人はお互いに惹かれあっていることすら、その気持ちまでもゲームにしてしまいます。結局はお互いに好きという言葉を言えずにゲームを通して離れ離れになってしまいます。
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