アダム -神の使い 悪魔の子-

Sunday 20th May 2007 21:48
なん


image[アダム -神の使い 悪魔の子-]原題 GODSEND
2004年 劇場公開
アメリカ・カナダ制作
上映時間 102分
映倫 PG-12
監督 ニック・ハム
出演 グレッグ・キニア/レベッカ・ローミン=ステイモス

お勧め度 image[★2つ]

この映画の邦題を見ると、『オーメン』みたいな悪魔の子の話かしらと思って、オーメン好きの私は心躍らされて、ついついレンタルしてみたのですが、悪魔の子の話ではなかったです。

最愛の息子を交通事故で亡くしてしまった一組の夫婦。心は張り裂けんばかりで、嘆き悲しんでいたときに、遺伝子学者であり医者でもあるウェルズが声をかけてきました。ウェルズの話というのは、死んだ息子アダムの細胞からクローンを作らないかというものでした。つまりアダム二世を作成しようと持ちかけられたわけです。

この夫婦にとっては、アダムは何ものにもかえ難い子供なわけで、アダムを失った悲しみを第2子に託してみてはという周囲の声には耳をかさず、アダムを生き返らせてほしいという願いばかりが心に募るのです。確かに子を失った悲しみは計り知れないものがあると思いますし、もしも生きかえらせることができるならば何でもしたいという気持ちはわからないでもないのですが、現実には死んだものを生きかえらせることは不可能です。そこでクローンのアダムをこの世に誕生させるという提案に、最初は躊躇していたものの、このウェルズ医者にすべてを任せてクローンアダムを誕生させることを決意するのです。

もともとアダムは8才までは元気に暮らしていて、そのあと交通事故で死んでしまうのですが、クローンアダムも8才まではつつがなく成長していきます。夫妻はアダムが生き返ったとして、非常に幸せな毎日を送るのですが、ところがアダムが死んだ8才を過ぎると、クローンアダムは誤作動を起こしたのです。

今まではいい子だったのに、突然暴言を吐いたり、家が燃える絵を描いてみたり、明らかにいじめっ子を殺しただろう?というような悪事を働いたりするんですね。

ネタバレここからです→(クローンアダムを誕生させたウェルズ医師は、自分の子供がいて、この子供はやはり死んでいたのです。その子供はかなり凶暴で粗悪な子供だったようで、なんとウェルズ医師は自分の子供の遺伝子を操作してクローンアダムに細工したらしいのです。深く考えると、それじゃあ100%のクローンアダムじゃないような気がします。アダムの遺伝子と自分の子供の遺伝子を掛け合わせた別人というのが正しいといったらいいのでしょうか。

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