リトルランナー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > スポーツもの

2004年 劇場公開
カナダ制作
上映時間 98分
監督 マイケル・マッゴーワン
出演 アダム・ブッチャー/キャンベル・スコット
お勧め度

宗教的な話も多く出てくるので、お涙頂戴の感動的な話だけに没頭できないのが、ちょっと残念かなって思った。それと14歳の思春期の男の子という設定もあり、その時期の男の子の頭の中身は、性のことでいっぱい(←そうなのか?)という設定でもある。
なので堅苦しい話かと思うとそうでもなく、でも根は神様を信じて奇跡を願う純な少年路線なのかと思うと下ネタがずらずらと登場して、やっぱりそうでもなく、なんだか宙ぶらりんな気持ちのまま話は進む。
母は病気で入院中。そんなある日母が昏睡状態になってしまい、医者から奇跡でも起きない限りは母は目覚めないといわれるラルフ。そんなときに学校の神父さまにボストンマラソンで優勝なんてしようものなら奇跡だと言われた言葉を間にうけ、マラソンで優勝して奇跡が起きたらお母さんが目覚めると思い込む。
それでその信念に基づいて、ひたすらマラソンの練習に励むのだ。ラルフは優勝できるのか否か。というか神学校に通いながらも、実に人間臭い。でもマラソンのシーンでは、妙に応援している自分もいて、決してつまらない話ではない。TSUTAYAでは『リトルダンサー』が好きなあなたに向いているというような表示があったが、『リトルダンサー』は大好きだが、これはちょっと微妙。
それに神様を信じる神父さまは、神に祈れば何でも願いはかなうと思っているのかと思ったら、そうではないことが発覚。つまり神は奇跡を起こすことはできないのか?だって神父さま、ラルフにそんなバカな奇跡は起こるはずがないって諭すんだもん。
なんだかんだいって、ラルフを応援しているのは、私でもある。←で映画はどうなの?悪くはない一作。
【Story】
カナダのハミルトンにあるカトリック学校。ここに通う14歳のラルフは、母親が入院中に昏睡状態に陥ってしまう。自分が奇跡を起こして母を助けるのだとボストンマラソンへの出場を目指し、猛練習を開始する。
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