ブラックサイト
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー
![ブラックサイト [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/5173V6Vq24L._SL160_.jpg)
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 100分
映倫 R-15
監督 グレゴリー・ホブリット
出演 ダイアン・レイン/ビリー・バーク
お勧め度

この映画は去年劇場で見ました。最初の15分は気絶していたので、DVDが出て改めてまた借りちゃいました。←何のために劇場に見に行ったのやら。
なぜ気絶したかというと、仕事が終わってから観に行ったので、かなり疲れていて、CMが始まり劇場が暗くなった途端、意識が遠のき夢の世界に行ってしまわれたということです。(笑)
この映画は今のネット社会で起こりうること、そして人間の心理を利用したものと言えるでしょう。
ダイアン・レイン演じるジェニファーはFBIでサイバー・ネット犯罪を扱う刑事です。あるときネットで殺人の実況中継が流れます。それも簡単にすぱっと殺す瞬間を写すというのではなく、じわじわと拷問のように殺されて行きます。というのもネットでこの映像を見る人が増えれば増えるほどその拷問が加速し、そして死に至るというわけです。つまりネットの向こうで見ている人間もある意味共犯ということです。
人間というのは自分も含めて愚かしいものです。野次馬根性を出して人の不幸は蜜の味で見に行ったりという習性も持ち合わせていることを否定できません。そんな心理を巧みに使った犯罪です。
見るなと言っても見に来る人間は後を絶ちません。ある意味恐ろしいです。以前中東で拉致されて殺されてしまった若者の殺される瞬間の映像がネットに流れたりしたらしいですね。それをあえて見に行くという人間の心理と同じようなものだと思われます。自分は殺されないけど、画面の向こうでの殺人は他人事ながら見に行きたい好奇心に駆られるというのでしょうか。
私は偽善者ぶるつもりは毛頭ありません。では自分はどうなのか?と言われると、実際にそんな映像があったら見ません。でも仮想空間として、こういった人の殺される犯罪を扱った映画やテレビなどは好んで見たりもします。なので純粋な意味でお前はどうなんだとと問われると、私も危ない人間なのかもしれませんね。←究極の話であって、実際に犯罪に加担するのと映画で見るのとは全く違いますが。
話がそれました。そんなネット犯罪にジェニファーが奮闘する話なんですが。サスペンスとしては悪くないとは思いますが、動機が弱い気がします。わからなくはないのですが、そこからこんな発想になっちゃうんだ??みたいな。まあ人間逆恨みとか自分のいいように解釈して人を殺しちゃう人間も多いので、そういう意味ではつじつまが合わないことはないんですけどねぇ。なんていうのか、悪くはないです。でもなんか一味足りないような…。どこがと言われると難しいのですが。全体的に暗い映像ですし、結構拷問シーンがえげつないのでご注意を。一応R-15指定ですし。
ダイアン・レイン老けました。でも綺麗です。いい年のとり方しているのではないでしょうかね。美少女だった頃も素敵ですが、私は今のダイアンの方が好きかもしれないです。
【Story】
FBI特別捜査官ジェニファーは、サイバー犯罪が専門である。ある日『killwithme.com』という不審なサイトの情報が入る。それは猫が衰弱していくさまをライブ中継したものであった。やがて今度は人間に…。しかもアクセス数が増えるごとにその人間が死に至るスピードが早まるという仕掛けが施されていた。
comments
また覗かせていただきますね。
応援ポチッと!
応援ポチッとありがとうございます。
私も日々楽しい映画はあるかと、TSUTAYAを覗いたりしています。ハイペースではありませんが、感想文をなんとか書き進めていますので、どうぞよろしくお願いします。