コールドケース シーズン1

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 海外ドラマ

原題 COLD CASE
2003〜2004年放送
放映局 アメリカ CBS
アメリカ制作
製作総指揮 ジェリー・ブラッカイマー
出演 キャスリン・モリス(リリー・ラッシュ)/ダニー・ピノ(スコッティ・ヴァレンズ)/ジョン・フィン(ジョン・スティルマン)

お勧め度 ★4つ半

このドラマは画像ありません、アマゾンでも売ってません。というか本国アメリカですら売ってません。なぜならば、このドラマのテーマはコールドケース。つまりアメリカでは殺人事件に時効がないので、何十年経とうと事件の解決の望みはあるわけです。そういった事件を扱ったドラマなので、過去の事件ということで、その当時に流行った流行歌などがふんだんに使われています。

そのため著作権とかの問題がクリアできないので、DVD化が難しいといわれているらしいのです。←ネット情報によるとなので本当の理由はわかりませんが。残念です、DVD化されたら絶対に売れると思うのに。

前置きはそのくらいで。つまり最近のタイムリーで言えば、ロス疑惑の三浦さんのように、あんなに前の事件を今頃という、そんなケースを、フィラデルフィアの警察で働くリリーが解決していきます。

このドラマの面白いところは、何10年も前の事件を当時の様子を実によく再現しているところと、それが現代までの時間の経過をリアルにしています。

第1話では1970年代の殺人事件の証言者が、突然警察に現れたりします。なぜ彼女は今になって証言しようとしたか。当時は自分はその事件のおきた屋敷で働いていた。生活のためには自分は黙っているしかない。ではなぜ今頃言おうと思ったのか?自分はもう長く生きられない病気だから、それを抱えたまま天国には行けない。

冒頭で衝撃を受けました。確かにすぐに証言したり、通報するのが人間としては当たり前の良心ではあるのですが、こういったケースの場合、時効がないということがこんな展開になることもあるんだと。

もちろん時間が経てば経つほど、人の記憶もあいまいになり、証拠も減ってきます。犯罪として立件するのが難しくなるので、早期解決がベストです。でも日本のように時効がある限り、その期間さえ過ぎたならという事件がたくさんありますよね。最近のニュースでも時効後に殺人を犯した犯人が名乗り出て、遺族が民事で訴えたりしていましたが、時効が成立した今、刑事事件では裁けませんし、顔出しもNGです。

そう思うと日本も殺人事件は時効というものをとりさればいいと思うのは、私の安易な考えでしょうか?とちょっと話がそれましたが、そういったコールドケースをリリーが実に人間くさく解決していくので、見ていてすっきりします。無念をこれで晴らせたみたいな。それにラストでは亡くなったとされる人や遺族が当時の姿でリリーの前に現れるというシーンがあり(別に霊的な話ではなく)、解決してくれてありがとうという感じで、ジーンとしてしまいます。

現在AXNテレビで放映しているので、もしも契約されている方がいましたらぜひご覧になってください。WOWOWではシーズン3まで放送しているらしいです。
Date : Monday 28th April 2008 07:35
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