シャッフル2 エクスチェンジ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

シャッフル2 †エクスチェンジー [DVD]原題 POSSESSION
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間85分
監督 ジョエル・ベルクヴァール
出演 サラ・ミシェル・ゲラー/リー・ペイス

お勧め度 ★2つ

『シャッフル』ではサンドラ・ブロックが演じていて、ばらばらになった1週間でなんとか起きてしまう運命を変えようとする話だったけれど、今回もそれに似た話なのかと思ったが、映画お約束のパート2というのは、前作と何の関係もない話という。まさにそれである。

弁護士のジェスは、夫のライアンと幸せに暮らす。しかしそこへ保護観察中のライアンの弟のローマンが戻ってくる。その時点で私なら嫌だな。刑務所入っていた男と暮らすなんて。いくら旦那の弟でも。

そんな時にライアンとローマンが交通事故にあってしまう。二人とも昏睡状態のまま時が過ぎ、奇跡的に目を覚ましたのが弟のローマンだった。しかし目を覚ました弟は自分がライアンだと言うのだ。

なんだよ入れ替わりの話かよ。これって韓国映画『純愛中毒』のリメイクだそうだ。原題もPOSSESSIONで、憑依という意味みたいだし、弟の肉体に兄の精神が宿りみたいな話を軸に進むサスペンス。

特別驚くべき展開があるわけでもないというか、ありがちだよなぁみたいな。85分と短いのでなんとか見れましたね。

乱暴もので嫌悪していた弟の姿だけど、中身は優しい旦那。自分ならそんな現実を受け入れるかなぁ?
人間外見じゃない。そーだよ。でも嫌悪していたんだよ。とはいうものの、そこでやっぱり嫌ってなったら話は進まないのであるけれど、想定範囲の大どんでん返しではなく、普通の展開が起こる、普通の2時間サスペンスドラマみたいな仕上がりです。

ネタバレ→(結局ライアンが弟の肉体に乗り移ったわけではなく、弟はもともとジェスのことが好きで、憑依したような演技をしていたというわけ。あとでそのことがわかりライアン変貌。ジェス戦うみたいな。)

これも前作など期待せずに、2時間ドラマの海外バージョンでも見てみるかと思った方はどうぞ。

私は韓国バージョンもチェックしてみようかなぁとか思ったりもして。

【Story】
弁護士のジェスは愛する夫ライアンと幸せな毎日を送っていた。不満は保護観察中の弟との同居だ。ある日兄弟は交通事故に遭い、2人とも昏睡状態に陥る。ところが奇跡的にローマンだけが意識を取り戻し、自分はライアンだと言い出すのだった。
Date : Friday 1st July 2011 17:02
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ザ・クリーナー 消された殺人

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ザ・クリーナー 消された殺人 [DVD]原題 CLEANER
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間90分
映倫 PG-12
監督 レニー・ハーリン
出演 サミュエル・L・ジャクソン/エド・ハリス

お勧め度 ★2つ

掃除っていってもいろんなお掃除がありますね。部屋の掃除とはわけが違う。殺人現場の掃除をする仕事。結構きついでしょうね。でもそういう仕事がないと世の中成り立たない。

これ導入部分は実に期待させる展開なんですよ。殺人事件の現場の掃除に行き、次の日に持って帰ってしまったその家の鍵を返しに行くと、その家の住人はそんな依頼をしてないというようなそぶり。いったいどういう事?さらにその家の旦那は失踪という、もしかして俺、容疑者?みたいな、巻き込まれた殺人事件?という展開です。
いやー、この時点でわくわくしちゃいましたよ。

さらに警察官の汚職収賄事件などもからめた、実に濃厚な話かと思いきや、最後に肩透かしを食らうのがこの映画のおちです。えっ?そんだけ?動機ってそんなことなんだ?みたいな。

ネタバレ→(単純に動機は痴情のもつれ?不倫かよみたいな)

別の意味での大どんでん返しです。(笑)

ということで、サミュエル・L・ジャクソンも出ているし、さぞかし面白いだろうと期待するとあてが外れます。

【Story】
元警官のトムは、犯罪や事故が起きた現場での清掃業務に従事していた。ある日、殺人現場の清掃を請負ったトムは、依頼先である無人の大邸宅で清掃を行う。ところが翌日、返し忘れた鍵を持って再び邸宅を訪れたトムは、出迎えた女性アンが、清掃のことはおろか殺人のことすらも知らずにいることを知る。
Date : Friday 8th April 2011 21:44
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ブラックサイト

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ブラックサイト [DVD]原題 UNTRACEABLE
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 100分
映倫 R-15
監督 グレゴリー・ホブリット
出演 ダイアン・レイン/ビリー・バーク

お勧め度 ★3つ

この映画は去年劇場で見ました。最初の15分は気絶していたので、DVDが出て改めてまた借りちゃいました。←何のために劇場に見に行ったのやら。

なぜ気絶したかというと、仕事が終わってから観に行ったので、かなり疲れていて、CMが始まり劇場が暗くなった途端、意識が遠のき夢の世界に行ってしまわれたということです。(笑)

この映画は今のネット社会で起こりうること、そして人間の心理を利用したものと言えるでしょう。

ダイアン・レイン演じるジェニファーはFBIでサイバー・ネット犯罪を扱う刑事です。あるときネットで殺人の実況中継が流れます。それも簡単にすぱっと殺す瞬間を写すというのではなく、じわじわと拷問のように殺されて行きます。というのもネットでこの映像を見る人が増えれば増えるほどその拷問が加速し、そして死に至るというわけです。つまりネットの向こうで見ている人間もある意味共犯ということです。

人間というのは自分も含めて愚かしいものです。野次馬根性を出して人の不幸は蜜の味で見に行ったりという習性も持ち合わせていることを否定できません。そんな心理を巧みに使った犯罪です。

見るなと言っても見に来る人間は後を絶ちません。ある意味恐ろしいです。以前中東で拉致されて殺されてしまった若者の殺される瞬間の映像がネットに流れたりしたらしいですね。それをあえて見に行くという人間の心理と同じようなものだと思われます。自分は殺されないけど、画面の向こうでの殺人は他人事ながら見に行きたい好奇心に駆られるというのでしょうか。

私は偽善者ぶるつもりは毛頭ありません。では自分はどうなのか?と言われると、実際にそんな映像があったら見ません。でも仮想空間として、こういった人の殺される犯罪を扱った映画やテレビなどは好んで見たりもします。なので純粋な意味でお前はどうなんだとと問われると、私も危ない人間なのかもしれませんね。←究極の話であって、実際に犯罪に加担するのと映画で見るのとは全く違いますが。

話がそれました。そんなネット犯罪にジェニファーが奮闘する話なんですが。サスペンスとしては悪くないとは思いますが、動機が弱い気がします。わからなくはないのですが、そこからこんな発想になっちゃうんだ??みたいな。まあ人間逆恨みとか自分のいいように解釈して人を殺しちゃう人間も多いので、そういう意味ではつじつまが合わないことはないんですけどねぇ。なんていうのか、悪くはないです。でもなんか一味足りないような…。どこがと言われると難しいのですが。全体的に暗い映像ですし、結構拷問シーンがえげつないのでご注意を。一応R-15指定ですし。

ダイアン・レイン老けました。でも綺麗です。いい年のとり方しているのではないでしょうかね。美少女だった頃も素敵ですが、私は今のダイアンの方が好きかもしれないです。

【Story】
FBI特別捜査官ジェニファーは、サイバー犯罪が専門である。ある日『killwithme.com』という不審なサイトの情報が入る。それは猫が衰弱していくさまをライブ中継したものであった。やがて今度は人間に…。しかもアクセス数が増えるごとにその人間が死に至るスピードが早まるという仕掛けが施されていた。
Date : Saturday 14th February 2009 09:01
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オーメン 予兆

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オーメン 予兆 [DVD]原題 SUNG HORN
2003年劇場未公開
タイ制作
上映時間 88分
監督 タマラック・カムタマノーチ
出演 カウィー・タンジャララック/アピチェット・キットコンジャオン

お勧め度 ★1つ

またまたみつけたオーメンの便乗バージョンです。たぶんあと4つくらい便乗バージョンあるみたいなんですよね。オーメンミレニアムとかまだ観ていない便乗バージョンがあります。そのうち完全制覇しようとは思います。←まだ観るのか????

これはタイの映画です。タイのホラーではthe EYE(アイ)とかがあります。これは結構面白かったこともあり、タイ映画をバカにしてはいけません。

とは言うもののこれはいただけないです。今まで見てきた便乗バージョンは一応悪魔がかかわってきたのですが、これは悪魔のあの字も出てきません。何でこんなタイトルにしたのか理解に苦しみます。

さらにこれは映画とは何の関係もないのですが、TSUTAYAで借りたのですが、一番肝心要のラストの付近で、DVDに傷がついていてストーリーが飛んでしまうというアクシデントに見舞われました。別に見なくてもいい映画なんですが、辛抱して最後まで見てきた私としては、何でここやねん!!みたいな気持ちです。一応前後のストーリーから判断してそこの場面は見るのを諦めました。

でもって話なんですが、幼馴染のビームとダンとビッグが体験する不思議な話と言ったらいいのでしょうか。予言めいたことを言う老婆が出てきます。その老婆の言う事は当たるのです。たいていよくない事を予言するというか。そしてその老婆以外にオームという美人の女の子と名前はわからないのですが、物売りの女の子が出てきます。老婆とオームと物売りの女の子の関係がラストで明かされるわけです。

ここからネタバレ→(なんと言いましょうか、最初に出てきた犬がキーポイントです。3人に可愛がられた犬は、生まれ変わって3人に会いに来ます。まあ輪廻転生の話です。犬が生まれ変わったのが老婆でありオームであり物売りの女の子なんです。それぞれが3人とかかわっています。そして結果としてはビームの命を救うことになります。ただ輪廻転生の理論としては、同時に3人に生まれ変わるというのは変であり、そこから行くと犬が生まれ変わったというより、犬の霊が3人の女性になりかわって出没したと言ったらいいのかもしれませんが、かといって誰かにのりうつったわけでもありません。ビームの命が助かったら3人の老婆とオームと物売りの女の子は忽然と姿を消しますので。一言で言うと鶴の恩返しみたいな話です。)

ということで、悪魔がとりつく話してはありません。見終わるとなんだいい話なのか?みたいな。どこがオカルト・ホラー?みたいな。(笑)

なのでオーメンファンを大幅に裏切る便乗バージョンでした。

【Story】
デザイン会社に勤める幼馴染の3人、ビームとダンとビッグは、それぞれ老婆、物売りの少女、美しい女性に出会う。この出会いをきっかけに、彼らに不思議なことが起こりはじめる。
Date : Tuesday 3rd February 2009 10:19
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ディスタービア

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ディスタービア [DVD]原題 DISTURBIA
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 104分
監督 D・J・カルーソー
出演 シャイア・ラブーフ/キャリー=アン・モス

お勧め度 ★4つ

あまり評判とかは知らずに借りたのですが、期待していなかった分結構楽しめました。アメリカではかなりの人気作品だったとか。ただ難点はいくつかあります。冒頭の衝撃の交通事故のシーンはのちのちたいして意味をなさないということと、ちょっと中盤までもたつくところがあります。これ以上これが続くと飽きるかもと思いそうになるギリギリの所で一歩踏みとどまって、そのあとはめまぐるしい展開で一気にラストに持ち込むので、気持ち的にはセーフです。

父の交通事故でショックを受けたケールは、スペイン語教師の一言でぶちきれ殴ってしまいます。教師に暴行罪で訴えられ、警察から3ケ月の自宅謹慎を言い渡されるのです。アメリカにはあんな装置が実際にあるんですね。自宅から30m以上離れると、足首につけたセンサーが感知して、速攻で警察が吹っ飛んできてしまい、そうなったら次は刑務所入りみたいなやつです。本当にあんなのをつけて自宅謹慎という罰がアメリカにはあるんでしょうか?日本じゃまずないですよね?

自宅謹慎なので母に反省しろとオンラインゲームやネットの音楽サイトの閲覧契約を止められてしまい、やることがないので双眼鏡で隣の家を覗いて暇つぶしをします。最近近所に越してきた美人の同級生を見ているまではよかったのですが、もうひとつ裏のご近所に住んでいる怪しい男。その男がある日血まみれのゴミ袋を片付けているのを目撃してしまいます。それは妄想なのか真実なのか?自分は家から出られないので、親友のロニーやご近所の美人さんであるアシュリーに応援を頼み真相究明に乗り出します。

今時の映画なので、コンピューターや携帯やビデオなどのハイテク機器をふんだんに使って家にいながらにして犯人を突き止めようとします。だけど限界があります。そこでロニーにお隣のターナー家に忍び込むように依頼するんですよね。結構この韓国人のロニーがいい味出していて、私は好きな俳優さんの一人になりました。愛嬌があってかわいい。←そこかいな。(笑)

突っ込みどころはたくさんあります。覗きなんて主人公が変態だとか。(笑)それ言ったらおしまいなんですけど、時間もほどほどなので結構楽しくラストに向かって進んでいけます。青春サスペンス映画みたなジャンルなんでしょうかね。アメリカ人に受けたのはなんとなくわかります。こういう映画はアメリカ人好きそうです。

派手さはそんなにありませんが、単純でハラハラドキドキ感が味わえる映画が好きな方は最適ですね。

【Story】
父親を交通事故で亡くして自暴自棄になっていたケールは、学校で教師を殴ってしまう。裁判所から3ヶ月間の自宅謹慎の処分を言い渡され、行動範囲の半径30メートルを越えると警察へ通報される監視システムを足首に取り付けられる羽目に。
Date : Monday 12th January 2009 09:20
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タロットカード殺人事件

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

タロットカード殺人事件原題 SCOOP
2006年劇場公開
イギリス・アメリカ制作
上映時間 95分
監督 ウディ・アレン
出演 スカーレット・ヨハンソン/ヒュー・ジャックマン/ウディ・アレン

お勧め度 ★3つ半

ウディ・アレンの映画はたいして見たことがないんですが、なんせ彼は養女に迎えた娘と結婚したというのを聞いて以来ちょっと駄目。いや別に作品とは関係ないんですけどね。

この映画はまずまず面白かったかなぁ。ジャーナリストを目指しているサンドラが、マジシャンのシドの手品のショーで、箱に入ったら突然幽霊に出くわす。それも世間をにぎわしている『タロットカード殺人事件』というのがあって、それの犯人を知っていると言われます。その幽霊は実は新聞記者だったのだけど、自分は死んでしまったからこのスクープをものにできないから、ぜひジャーナリストの卵であるサンドラに証拠をつかんで、スクープをものにしろというものです。

その幽霊の言葉を信じて、サンドラはマジシャンのシドとともに、犯人とされる大富豪の家に乗り込み、犯人であるという証拠を探すた目に奮闘というのが大まかなストーリーです。

比較的うまい具合にまとまっていて、時折ユーモアも取り混ぜてあるので、こういうミステリーは万人にうけるような気がします。遊び心があって、単に怖いなどというミステリーではなく、ウィットにとんだというのかな。とてもよくまとまっていて、それが逆に正当すぎる気もしないでもないですが。

なんていうのかシドが実に適当な性格で、おいおい大丈夫かよという意味ではらはらさせられ、でもそんなシドをうまくサンドラが使いこなし、話は一気にラストに持ち越します。ラストもなかなか味のあるユーモアで締めくくっているので、後味が悪いとかそういうこともないので、隙がなく非常にまとまったでもコミカルなミステリーを観たい方にはお勧めです。

【Story】
ジャーナリスト志望の女子大生であるサンドラは、休暇でロンドン滞在中に観賞していたマジックショーでマジシャンであるシドに指名され、人が消える箱に入れられる。彼女はその中で、3日前に急死した新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇する。彼からタロットカード殺人事件の真犯人を告げられ、マジシャンのシドと手を組み、父娘になりすまして犯人と言われるピーターに接近する。
Date : Friday 17th October 2008 19:43
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パーフェクト・ストレンジャー

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パーフェクト・ストレンジャー原題 PERFECT STRANGER
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 110分
映倫 PG-12
監督 ジェームズ・フォーリー
出演 ハル・ベリー/ブルース・ウィリス

お勧め度 ★2つ半

この映画のキャッチコピーは『ラスト7分11秒、あなたは絶対騙される』です。ということはラストの10分近くまで犯人と思われるような怪しげな人は犯人じゃないっていうことかと思ってしまいます。どんでん返しなんだぞーっていうのをアピールしたいのはわかりますが、こういう大どんでん返し系の話は、そこにいたるまでいろんな伏線が張り巡らされていて、それでこそ活きるというものです。

ところがです、この映画唐突過ぎるのです。そりゃあないだろうと思ってしまいました。キャッチコピーが一人歩き状態です。これに騙された人は多いと思いますが、やっぱり魅力的なコピーに惹かれてしまうのは私だけではないはず。

女性記者ロウィーナの友人のグレースが変死しして、それを調べていくうちに、グレースがかかわっていた大物にたどり着き、真相を暴くためにその大物の会社に潜入するというものです。出だしは悪くないのですが、そのラスト7分11分ですべておじゃんというのはこういうことを言うのではないでしょうか。

サスペンスやミステリーでこの方法だと、たぶんしらけます。とボロクソの私ですが、とりあえず途中退席に至らなかったので、そんなにひどいはずないと思うのですが、すべて中途半端に描かれすぎている点が残念です。もう少し面白くできたはずなのにねぇ。思わせぶりがよくないです。

何だかかんだ書いたけれど、たいして期待せずに見れば、ある程度のスピード感もあるので、退屈とかそんなことは思いませんので、それなりに面白いのかもしれませんね。←おもろいのかおもろくないのか、どっちやねん、はっきりせい。

ハイ、過剰期待と持つと駄目です。

【Story】
記者のロウィーナは、幼なじみのグレースが殺された。事件の真相を探るうちグレースが、出会い系サイトで知り合った大物のハリソン・ヒルと不倫関係にあることをつきとめる。そこでマイルズの協力でヒルに近づき、彼の会社に派遣として潜り込むことに成功する。
Date : Tuesday 24th June 2008 11:15
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プレステージ

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プレステージ原題 THE PRESTIGE
2006 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 130分
監督 クリストファー・ノーラン
出演 ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベイル

お勧め度 ★3つ半

シックス・センスの時も結末は決して話すなとか言っていましたが、この映画もその類らしいです。なのであまりあれこれあらすじを話すとばれてしまうので、さらりとしか書けないのがもどかしいです。

一種の大どんでん返しの複雑バージョンと言ったらいいでしょうか。アンジャーとボーデンという二人のマジシャンがいて、そのうちのアンジャーがショーの最中に溺死してしまいます。冒頭で起きる事件かこれですね。これは事故なのかそれとも殺人なのか?のっけからそこから始まります。ライバルでもあるボーデンが疑われ、殺人罪でつかまってしまいます。死刑とも言われてしまいます。

観客である私たちは、怪しいぞお前、でも証拠はと言われると…。まるで今のタイムリーなロス疑惑事件みたいな感覚ですなぁ。←いや全然違うでしょう。

この事件を発端に、二人のどういった関係だったのか、どうしてこんな事件が起きてしまったのかと過去にさかのぼりながら話は進みます。二人のマジシャンの対決というのか、映画全体がマジックなので、これはマジックで騙してんのか?いや真実なのか?みたいな展開です。

結局マジックのトリックはどうなっているのか必死で探しながら見続けていると、確かにそういうことなのねぇという点に着地するんですが、私は頭が悪いので、もう一点の箱の謎がよくわからず、映画を見終わったあとに、ネタバレサイトで確認して、そこで初めて「ええっ、何それー」って驚きました。←遅すぎ。(笑)

悪くはないですし、凝っているので面白いといえば面白いですが、私のように頭の構造がスローな人は、ついていけない部分が出てくるかもしれません。この手の映画はさすが凝ってますねぇと感心しながら終わるか、あのあたりよくわかんないんだけどどうなってたんだろ?とクエスチョンマークが出るパターンと二つかもしれません。

個人的にはもう少しわかりやすいと良かったのにとも思いました。どうせわけわかんないなら、デビット・リンチみたいなはちゃめちゃな方が私は好みなんですけが。でもよく練られていると思いますし、映画全体がマジックなので、見ている観客はそのマジックに騙されるか否かです。なので別にオチがどうのというよりかは、マジックは騙されて何ぼの世界ですから。それにしてもマジックであれ、どこの世界でもライバルというのは、ジェラシーが渦巻く関係になってしまうものなんですね。

【Story】
19世紀末のロンドン、アンジャーとボーデンのマジシャンは、お互いのマジックの腕を競い合っていた。ある日アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して亡くなってしまうという事故がおきる。その原因がボーデンにあったことから、アンジャーは彼への復讐に取り憑かれていく。
Date : Monday 3rd March 2008 08:29
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消えた天使

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消えた天使 デラックス版原題 THE FLOCK
2007 劇場公開
アメリカ制作
上映時間105
映倫 R-15
監督 アンドリュー・ラウ
出演 リチャード・ギア/クレア・デインズ

お勧め度 ★4つ

『インファナル・アフェア』の監督アンドリュー・ラウがハリウッド映画に進出し、それの第一弾というのがこの作品です。私この手の作品好きです。この作品ノワールものではありませんが、テーマは重いです。

最近は日本でもそうですが、アメリカでは性犯罪や子供の誘拐が多発しています。そして一度そういう犯罪に手を染めたものの再犯率はかなり高く、アメリカでは性犯罪者の登録と情報公開を義務づけたメーガン法という制度を持ちます。なので元犯罪者は今どこにいて、そしてどこに住んでいるなどの情報が、一般市民にわかるようになっています。日本もメーガン法をという話もあるみたいですが、実現するには時間がかかるでしょうね。なんたって日本は犯罪者の人権の方が守られている社会ですし。

この映画は、そういった犯罪者がちゃんと生活しているのか、巡回し監視するという仕事をしているのが、リチャード・ギア演じるエロル・バベッジです。彼は正義感が強く、ちょっといき過ぎな部分もあり、あと18日で退職させられることになりました。その後釜の引継ぎとしてやってきたのが、クレア・デインズ演じる新人のアリスンです。

バベッジはアリスンを引き連れて、犯罪者の家を訪問します。そんなときに新たに若い娘がいなくなる事件が発生し、バベッジは絶対に犯人は、この監視対象者リストの中にいると確信し、犯人を絞りこむために執拗に訪問を繰り返します。

バベッジは監視対象者を絶対に信用していません、たぶん更生という言葉は信じていないのでしょう。この映画に出てくる、怪物を捕まえるものは自分も怪物にならないようにしないといけないという部分があります。これはしかりであり、あまりに狂気と接していると、自分も狂人になる恐れを人間というものは持ち合わせています。

この監視員という仕事の厳しさ、自分を保ちながら任務をまっとうする辛さ、そして自分の仕事の努力に対して再犯率の多さに対する絶望さ、ものすごいジレンマが毎日渦巻いていると思います。そしてそんな元犯罪者に対して、時にそれの度が過ぎるようなことまでしてしまいます。元犯罪者の人権侵害という領域まで踏み込みます。本当に自分は正義のためにしているのか、自分の中にも犯罪者たちのそれと同じような快楽的な暴力性が宿ってしまっているのか、その葛藤を実によくリチャード・ギアは演じていると思いました。

そんな彼をセーブできるのはアリスンであるということです。バベッジのしていることはほめられませんし、でも彼のそうしたくなる気持ちもわからないでもなく、憎むべき犯罪者のあの狂気は、もう誰にも止められのではというような無力感を映画を見つつ味わう様は、結構きついものがありますが、犯人は誰なのか、被害者は無事なのか、そのあたりの着地点は目新しいものはありません。しかし私は深く考えさせられる作品だと思いました。ということで、結構この映画私にとってポイント高いです。

でも目を背けたくなるような犯罪のシーンもときに出てくるので、心臓の弱い方はやめたほうがいいかもしれません。一応映倫でもR-15指定ですしね。

【Story】
性犯罪登録者の監視員を続けてきた公共安全局のエロル・バベッジはあと18日で退職を控えていた。後任となるアリスン・ラウリーの指導を任されることになる。2人で担当地域を巡回する中で、若い女性が行方不明になったとの情報が入る。バベッジだけは監視リストの登録者の中に犯人がいると確信し、アリスンと共に犯人の追跡を開始する。
Date : Monday 31st December 2007 11:23
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unknown/アンノウン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

unknown/アンノウン原題 UNKNOWN
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間85分
監督 サイモン・ブランド
出演 ジェームズ・カヴィーゼル/グレッグ・キニア

お勧め度 ★3つ半

ちょっと『SAW』を意識している映画っぽいですが、全然違います。←なんじゃそりゃ。

廃棄工場で目覚めた5人。なぜか5人は記憶を失っているのです。自分は誰で何でここにいるのかわからないのです。そんな状況でわかったことは、どうやらこの中の誰かは犯人で誰かは人質ということ。でもお互い自分のことがわからないので、自分が犯人なのか被害者なのかもわからないです。

いやー面白そうですよね。なんでもこの工場で犯罪が行われているときに、毒ガスではないけれど記憶を失うようなガスが流れてしまい、みんな自分のことを忘れてしまったということらしいです。でも時々フラッシュバックで記憶の断片が頭によぎるのです。

みんな自分が誰かわかんないですし、相手のことも味方なのかそうでないのかもわからないので猜疑心にかられていきます。でもこの映画先が読めるというのか、話の展開に意外性がないのですよ。だってフラッシュバックのように記憶がだんだんとよみがえってくるということは、誰が犯人でそして被害者なのかわかっていくということに他ならないわけで、途中は一見こいつが犯人じゃないのか?いや違うだろうなんていう風に進行していくのは当たり前なんて思ってしまうので、あまり驚くということはないんですよね。

それでも85分という短い時間だったというのもあって、比較的テンポよくすすんではいきます。サスペンスをあまり見ない人は、結構楽しめるのではないかと思いました。悪くはないですが、あまり大きな期待をするとすべるかもしれません。それでもお約束のどんでん返しも用意されているので、小粒なサスペンスです。

【Story】
廃棄工場の中で目覚めた5人の男たち。彼らは全員記憶を失っていた。やがて、5人のうちの2人が誘拐された人質で、残る3人が誘拐犯であることがわかる。
Date : Tuesday 25th September 2007 21:57
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