ピースメーカー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

ピースメーカー
原題 The Peacemaker
1997年 アメリカ公開
上映時間 124分
監督 ミミ・レダー
出演 ジョージ・クルーニー/ニコール・キッドマン

お勧め度 ★3つ半

アクションものといったらいいのでしょうか。前半はだれてしまいますが、後半の追い込みはなかなかよくて、一気に見れました。ロシアで核弾頭が盗まれたのですが、これを科学者ジュリアと、米軍人のデヴォーがひたすら追っかけるという話です。犯人は核弾頭を盗んで、アメリカを吹っ飛ばしてやるっていう過激な映画です。それも目的地はニューヨークのある国連を。グラウンドゼロを思い出してしまいました。そしてこの映画は実にアメリカの映画らしいです。

【STORY】
ロシアで貨物列車から核弾頭が盗まれた。科学者ジュリアと軍人のデヴォーは世界にまたがり、盗まれた核を追い求める。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
最初は核爆弾を盗む話からはじまっていたので、単に核を売り払って金儲けしようっていう話だと思っていたんだけど、違うんだよね。ロシアが舞台なんだけど、あの国の紛争とか背景とかがからんでいるんだよね。絶対にあってはならないことなんだけどさ、そうしたくなる犯人の心情が少しだけわかるので、なんか後半はとても悲しくなりましたよ。
かといって犯人に同情してはいけないんだけどさ。妻と娘を戦争という理由で奪われたことによって、復習の炎が燃え上がったということなんだけど、それもめらめらとした炎ではないんだよね。静かにそして悲しい炎なの。彼の引くピアノの旋律が異様に悲しい。

最後に言うんだよアメリカは。「俺たちの戦争じゃない」って。そうなのか?犯人は、爆弾を売ったりするやつだって共犯じゃないのか?って言いたいわけ。平和というものを口にすれば、内政干渉していいんだみたいな、世界の警察アメリカに対しての痛烈な批判でもある。そのあたりどうなのよ?っていう批判も含めて、作っているんだと思うんだけど。ちがうだろうか?

ラストはそりゃあ、こういう映画のラストどおりの終わり方。無難に終わっているんだけどさ。なんか単なるアクション映画というより、いろいろ考えさせられるものがある映画だった。

二コールはあいかわらず、すばらしく美しいです。
Date : Wednesday 6th July 2005 00:07
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