エネミー・オブ・アメリカ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス
原題 Enemy of the State
1998年 アメリカ公開
上映時間 132分
監督 トニー・スコット
出演 ウィル・スミス, ジーン・ハックマン
お勧め度
栄光の100本目は何の映画にしようかと思ったんだけど、ウイル・スミスが出ているこの映画にしてみた。かなりおもしろかったなぁ。
日本でも個人情報保護法案ができて、プライバシーは一応守られるようになってはいるけれど、でも逆に、盗聴法案通っちゃいましたしねぇ。こういうのが行き過ぎると、この映画のようになってしまうという事なんだ。この映画は監視社会への警告を表している。
テロを防止するためには、監視が必要という事で、衛星探知機で車を追跡したり、盗聴なども法律を振りかざせばOKということよ。つまりプライバシーは全くなくなるという事。この映画1998年の作品なんだけど、この時からこういう事を想定した映画を作るって、結構進んでいたのかなぁとも思ったけれど、日本が遅れているという事か。
NSAという機関が出てくるんだけど、これは『アメリカ国家安全保障局』という実際の機関だ。この機関の任務は、アメリカ国家の安全を守るために、世界のありとあらゆる通信を傍受・盗聴することらしい。ものすごいハイテクな捜査によって、たちどころに一人の人間の追跡が可能になってしまうんだ。1998年の当時にこれだけのことができるという事は、今はもっとものすごいことになっているんだろうなと思うと、背筋が寒くなる。
これはたまたま殺人の現場の証拠を手に入れたがために、狙われる話なんだ。それも主犯がNSAの人間だから、逃げようと思っても、ハイテクな盗聴により、すぐにみつかってしまう恐ろしさ。そんなことがよく現れている。130分くらいあるんだけど、時間を感じさせないで、ハラハラドキドキさせてくれて、スピィーディに進むので、飽きないと思われる。アクションものの中ではポイント高い。
【STORY】
弁護士ディーンは、妻へのクリスマスプレゼントを買いに入った店で、大学の時の知り合いに出会い、本人の気がつかないうちに、殺人の証拠のテープを紙袋の中に入れられてしまう。そのためNASから狙われるようになる。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
こういう技術って、よい方面に使えばいいけれど、一度悪事に使うと止め処もなく恐ろしいことになるという事だ。自分のやった犯罪を隠すために、なんとしても犯罪現場をたまたま写したテープを取り戻さなくてはならない。そのために、ありとあらゆる手を使うんだ。盗聴や隠しカメラ、さらに発信機まで知らないうちに取り付けられるんだよ。それによってどこにいるか一目瞭然で、逃げようと思っても逃げられない。それがマフィアとかのやることではなく、警察や国家安全組織の人間がやることだよ。合法的にやってしまうのだ。
いまや監視社会は現実のものだよね、ここまでひどくないかもしれないけれど、自分の行動はどこでどう見られているかわからない。もちろん日本だってプライバシーはあってないようなものだよ。恐いよね、こんな社会って。
この映画、そういう陰謀に巻き込まれていくのがディーン(ウィル・スミス)なんだけど、ディーンは一応弁護士なんだ。でもさこういうハイテクには弱いようで、結構まぬけなんだよ。自分が盗聴とかされているってわかっても、奥さんの会社に電話しちゃったり。公衆電話だから大丈夫だと思ったとか。おいおい、あれだけの監視されてんだよ、公衆電話は大丈夫でも、奥さんの会社に仕掛けられているだろうって想像つかないのか?とは思う。
でもこんなまぬけなディーンを、よくブリル(ジーン・ハックマン)がカバーしていると思う。スリリンでテンション高く進んでいくので、失敗のない映画だと思う。私はこの手のものかなり好きなんだ。これに似たやつで『ザ・インターネット』っていうのがあった。あれはコンピューターによる情報の漏洩の恐怖を描いたものだったけれど、あれもかなり好きな映画だった。この『エネミー・オブ・アメリカ』もかなり好きな部類。興味あったら見てね。
いまや監視社会は現実のものだよね、ここまでひどくないかもしれないけれど、自分の行動はどこでどう見られているかわからない。もちろん日本だってプライバシーはあってないようなものだよ。恐いよね、こんな社会って。
この映画、そういう陰謀に巻き込まれていくのがディーン(ウィル・スミス)なんだけど、ディーンは一応弁護士なんだ。でもさこういうハイテクには弱いようで、結構まぬけなんだよ。自分が盗聴とかされているってわかっても、奥さんの会社に電話しちゃったり。公衆電話だから大丈夫だと思ったとか。おいおい、あれだけの監視されてんだよ、公衆電話は大丈夫でも、奥さんの会社に仕掛けられているだろうって想像つかないのか?とは思う。
でもこんなまぬけなディーンを、よくブリル(ジーン・ハックマン)がカバーしていると思う。スリリンでテンション高く進んでいくので、失敗のない映画だと思う。私はこの手のものかなり好きなんだ。これに似たやつで『ザ・インターネット』っていうのがあった。あれはコンピューターによる情報の漏洩の恐怖を描いたものだったけれど、あれもかなり好きな映画だった。この『エネミー・オブ・アメリカ』もかなり好きな部類。興味あったら見てね。
comments
最新作「ヒッチ」も面白かったですよ!!
9月10日の記事にTBさせていただきました。
よろしくお願いします★
『ヒッチ』はラブコメなんですよね?ちょっと意外な気がしますが、是非見てみたいです。
TBありがとうございます。マットが婚約したとは。