アレックス
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

原題 IRREVERSIBLE
2002年 フランス公開
上映時間 99分
監督 ギャスパー・ノエ
出演 モニカ・ベルッチ/ヴァンサン・カッセル
お勧め度

決定的にフランス映画はダメだと思った作品がこれだ。もともとフランス映画嫌いな上、ヴァンサン・カッセルも嫌いだったのに、それなのに見るからこういうことになるのだ。R18指定なので、18才以下のお子様は見れないよ。あっ、人が殴られたりするのに快感を覚えるとか、胸くそ悪い事が大好きな人は、いいかもしれない。それ以外の人は、責任もてないかな。
なんだかこの映画、何がいいたいのかわからない。暴力やレイプはこんなにひどいことなんですよっていう事を言いたいのか?それとも幸せの裏側には不幸せもあるっていう事なのか?はたまたどんなに幸せな日々でも、それは長く続かない、運命は変えられないという事なのか?
この映画は時間が逆行していく方法をとっている。つまり未来から過去に向かって話が進むというのかな。最近こういう手法の映画って流行なの?
あと三半規管が弱い人は酔ってしまうと思う。カメラがぐるぐる回転しているから、それを視線で追っていると気持ち悪くなる。さらに画面がチカチカして、それを助長させている。昔暗い部屋でポケモン見て、チカチカしたので具合が悪くなったっていう事件あったじゃない?あれみたいなものよ。
この映画は暴力とレイプの話。なんか嫌悪感がふつふつと湧き上がること間違いなし。さらにゲイとかホモとかも登場するけれど、そのゲイクラブの店の名前、何て言うと思う?日本語で言うと『直腸』。あまりのお下劣ぶりに唖然としてしまう。
モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルは夫婦なんだけど、よくこんな映画に夫婦で出るよなー、摩訶不思議。
【STORY】
テニアという男を探してゲイクラブへ押し入る2人組。そこで一人の男は激しい暴力をうける。事の発端は、あるパーティの夜、マルキュスは婚約者アレックスを一人で家に帰してしまう。その直後アレックスは、ゲイの男にレイプと暴力を受けてしまう。後悔するマルキュスは、友人ピエールとともに犯人探しを始める。するとゲイクラブに入り浸っている、テニアという男の名前を聞き出した。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
冒頭からものすごい暴力シーンに出くわす。つまり自分の婚約者をレイプして、顔をぼこぼこにした男を見つけ出し、そいつをボコボコにするという復讐劇だ。それも消火器で顔を何度もぶん殴り、顔なんかぐしゃぐしゃというか、あの人生きているのが不思議なくらいの暴力だ。
婚約者は暗い夜に、トンネルを通って一人で帰ったために、レイプされてしまう。ゲイの男に。女というものに憎しみを抱いているんだと思うが、「この売女」と罵声を浴びせた上にレイプし、「その綺麗な顔を見られなくしてやる」って言って、顔面を地面に何度もたたきつけたりされるんだよ。
前半の一時間はこの暴力とレイプシーンなので、ムカムカくるというのを通り越して、この映画のこのシーンはいったい何の意味があるんだと思った。暴力ってこんなに凄惨なんだよって言いたいとしたら、お門違いだ。そんな反省を促す気持ちになんかならないよ。あまりにもムカついて。逆にやられたらやり返せぐらい思う人がいても不思議ではないと思う。事実映画の中では、復讐してるしさ。
後半はその事件が起こる前までの出来事なんだ、子供が出来たかもなんて婚約者に打ち明けたり、そういう幸せな日々を描いているんだ。前半暴力だから、後半の幸せな生活なんて、なんとも感じなくなってしまった。
そして見終わったあと、なんなんだこの映画はと思ったよ。もちろん暴力やレイプは、この映画で描かれているような目を背けたいような現実以上の悲惨さだろうと思うよ。だけどそれを映画にしてどうしたいのかさっぱりわかんないよ。
一生もう一度見るという事はないけれど、この映画これだけのインパクトを与えるという意味では、すごいんでしょうな。
婚約者は暗い夜に、トンネルを通って一人で帰ったために、レイプされてしまう。ゲイの男に。女というものに憎しみを抱いているんだと思うが、「この売女」と罵声を浴びせた上にレイプし、「その綺麗な顔を見られなくしてやる」って言って、顔面を地面に何度もたたきつけたりされるんだよ。
前半の一時間はこの暴力とレイプシーンなので、ムカムカくるというのを通り越して、この映画のこのシーンはいったい何の意味があるんだと思った。暴力ってこんなに凄惨なんだよって言いたいとしたら、お門違いだ。そんな反省を促す気持ちになんかならないよ。あまりにもムカついて。逆にやられたらやり返せぐらい思う人がいても不思議ではないと思う。事実映画の中では、復讐してるしさ。
後半はその事件が起こる前までの出来事なんだ、子供が出来たかもなんて婚約者に打ち明けたり、そういう幸せな日々を描いているんだ。前半暴力だから、後半の幸せな生活なんて、なんとも感じなくなってしまった。
そして見終わったあと、なんなんだこの映画はと思ったよ。もちろん暴力やレイプは、この映画で描かれているような目を背けたいような現実以上の悲惨さだろうと思うよ。だけどそれを映画にしてどうしたいのかさっぱりわかんないよ。
一生もう一度見るという事はないけれど、この映画これだけのインパクトを与えるという意味では、すごいんでしょうな。
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