リトル・ダンサー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

原題 Billy Elliot
2000年 イギリス公開
上映時間 111分
監督 スティーヴン・ダルドリー
出演 ジェイミー・ベル/ジュリー・ウォルターズ
お勧め度

こりゃあ私のツボです。だいたいダンス映画って好きっていうのもある。昔はよくバレエって見に行ったんだよ。私この映画見終わったあとに、またチケットとってバレエ見に行こうかなぁって思っちゃった。
といってもこの映画は、少年がバレエという自分の夢に向かっていく姿と、それを取り巻く家族愛の話です。ラストは私、号泣でした。とーちゃんの顔見ていたら、涙が止まらなくなりましたよ。
いつの時代にも、親は自分の思い通りに子供を育てたいと思う。でも子供はやっぱり自分の人生を歩きたいと思うもんなんだよ。これはイギリスの田舎町での話、お父さんは炭鉱で働く頑固親父。兄はやや暴君なんだよ、ボケたおばあちゃんがいて、母親は死んでいる。そんな家庭に育っているビリーは、お父さんから男なら、サッカーとかボクシングとか習えといわれている。事実ボクシングも習っていたんだ。でもたまたまバレエを見て以来、踊るという事に魅せられるんだ。へたっぴでさー、体も硬そうなんだけど、彼は踊ることが大好きなんだ。
一方親父は頑固で、こんちくしょーって思うくらい最初は頭が固い。でもね息子の夢をかなえるために、自分の信念を曲げてもお金を集めて、ロンドンのバレエ学校のオーデションを受けさせるんだ。あいつの夢をかなえてやりたいって。もうこの時点で、涙がどーっ。
夢をかなえるってなんだ、そして夢をかなえた息子を見る、お父さんの目は、忘れられないよ。すごいあの表情ひとつで、私は号泣の嵐でした。多分この映画、普通の人はそんなに号泣まではいかないと思うんだけど、わたしはダメ。こういう話に弱いのよ。これあまりに好きなので、DVD欲しい。
【STORY】
イギリスの田舎のある炭坑町に、11歳のビリーは炭坑労働者の父と兄、そしておばあちゃんと暮らしている。ビリーは父の命令でボクシングを習っていた。ある日ボクシングの練習場の横で、バレエの教室が開かれる。そのレッスンに飛び入り参加したビリーは、ボクシングよりバレエを習いたいと思うようになる。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
これは炭鉱で働く、厳しい時代や生活というのも背景にあるんだ。お父さんは息子がバレエなんてやるのは大反対なんだ。やっぱりいつの時代も、男の子はたくましく、バレエなんて女の子のやるものだって印象があるんだよね。だけどだんだんと、息子の踊る姿を見ているうちに、息子は本当に踊ることが好きなんだなって、息子の夢をかなえてあげたいって思うようになるんだ。
父も兄も炭鉱労働者で、炭鉱でしか働けないんだ。だから炭鉱を閉鎖するという組合の考えに大反対で、毎日ストを決行している。だから炭鉱ではない仕事に就こうとするものを裏切り者というふうに思っている。そんな父が息子のオーディションにかかる費用を工面するために、自分自ら裏切り者になって、お金を稼ごうとするんだよ。兄は、そんな父を見ていてここまで頑張って来たのに何で?でも弟の夢をかなえてやりたいという親子心も十分すぎるくらいわかっている。父は妻の形見のアクセサリーなどを質に入れてまでお金を作ろうとするんだ。貧しい背景と少年の踊りに対する情熱。胸がとても痛い。
俺たちにはもう何もないけれど、あいつはまだ11才だ。あいつの夢をかなえてやりたいって。もう私はこの頑固ジジイに胸を熱くした。最初は何でバレエをするのを許してやらないのさって思っていたんだけど、このシーンで感動の嵐。
また弟をいつも邪険にしていた兄が、ビリーがロンドンのバレエ学校に行くときに、弟がバスに乗り最後の最後に「I'll miss you」って言うんだ。この映画に悪人っていないんだよね。みなそれぞれ優しいんだよ。
おかまの友達のマイケルとの友情も、この映画ではとても綺麗に描かれているんだ。「誰にも言わないで」ってマイケルが言うところなんて、とても切ないよ。
私にとっては一押し映画。ただハリウッド映画のような派手さは全くないよ。イギリス映画だもん。
父も兄も炭鉱労働者で、炭鉱でしか働けないんだ。だから炭鉱を閉鎖するという組合の考えに大反対で、毎日ストを決行している。だから炭鉱ではない仕事に就こうとするものを裏切り者というふうに思っている。そんな父が息子のオーディションにかかる費用を工面するために、自分自ら裏切り者になって、お金を稼ごうとするんだよ。兄は、そんな父を見ていてここまで頑張って来たのに何で?でも弟の夢をかなえてやりたいという親子心も十分すぎるくらいわかっている。父は妻の形見のアクセサリーなどを質に入れてまでお金を作ろうとするんだ。貧しい背景と少年の踊りに対する情熱。胸がとても痛い。
俺たちにはもう何もないけれど、あいつはまだ11才だ。あいつの夢をかなえてやりたいって。もう私はこの頑固ジジイに胸を熱くした。最初は何でバレエをするのを許してやらないのさって思っていたんだけど、このシーンで感動の嵐。
また弟をいつも邪険にしていた兄が、ビリーがロンドンのバレエ学校に行くときに、弟がバスに乗り最後の最後に「I'll miss you」って言うんだ。この映画に悪人っていないんだよね。みなそれぞれ優しいんだよ。
おかまの友達のマイケルとの友情も、この映画ではとても綺麗に描かれているんだ。「誰にも言わないで」ってマイケルが言うところなんて、とても切ないよ。
私にとっては一押し映画。ただハリウッド映画のような派手さは全くないよ。イギリス映画だもん。
comments
これには、やっぱり出てきてしまいました。これいいですよねー。
イギリスの田舎の風景含め、映像もかなりツボだし
何と言ってもお父さんの気持ちがたまらないし
少年のキラキラした美しさとか、
彼の人生だとか、親子だとか、友情だとか、「僕の人生」だとか
非常に味わい深く描かれていて
大好きです。
AyuRさんもこの映画お好きですか?すごくいいですよね?イギリスの田舎街の美しい風景も素敵だし、ビリーの踊りに対する、大好きっていう気持ちがひしひしと伝わってくるし、なんてったって頑固親父がいい味だしてますよねー。何度も見てしまいました。
ツボ映画がAyuRさんと似ているのかしら?(^^)