暗戦 デッドエンド

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

暗戦 デッドエンド
原題 RUNNING OUT OF TIME
1999年 香港公開
上映時間 90分
監督 ジョニー・トゥ
出演 アンディ・ラウ/ラウ・チンワン


お勧め度 ★2つ

アンディ・ラウが出ているからという理由で、今回この映画を見てみた。アンディはこの映画でなんとかという賞をとったらしいのだけど、私はこの映画のよさがあまりよくわからないのだけど。

そんなにしてやられたという思いもしなかったし、なんか意味があまりよくわからなかったというのもあるんだけど。細かい伏線はうまいとは思う。だけど私自身は楽しくないというのだろうか。見る人が見たら楽しいのかもしれない。

これは頭脳の戦いという感じ。ドンパチではなく、頭を使った復讐劇。でもなんで復讐に至ったのかというのがよくわかんないんだよね。映画の中に出てきたのかな?もう一度見ればわかるのかなとも思うんだけど、見直さなくてもいいやって感じなんだ。それとアンディの役は、何で末期がんっていう設定が必要なのかがわかんない。別に癌である必然性が感じられないんだ。さらに復讐相手のマフィアと刑事の両方がまぬけで、こんなのあるのか?と思ってしまうのが、感情移入できない要因かと。

【STORY】
末期ガンで余命は数週間と宣告された男が、金融コンサルタント会社に押し入る。人質解放の交渉人としてホー刑事を指名する。そこで「これは、ゲームだ。72時間以内にオレを逮捕しろ」と宣言する。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
交渉人ホー刑事となぜか心を通いあわせるのだけど、それはいいとして犯人逃がしたらいかんだろう。いくら末期がんであって、もう少ししかない命であっても。と理屈で考えると、こういう突っ込みどころはたくさんあるんだよね。

ただユーモアのある、犯罪ものなので、ところどころこれはコメディ?っていうようなオチもある。

私がわかんないのは、動機が復讐っていうところ。自分の命があと少しだから、生きているうちにということらしいのだけど、その復讐も憎くてというよりも、なんか騙してやったぜっていう復讐なんだよね。なので強い動機が考えられなくて、いまいちなんだよね。ただよく騙しているとは思うし、ラストへの持っていき方もうまいとは思うのだけどね。まあ映画の中でこれはゲームといっているので、そう思えば納得でもあるんだけど。

ちょっといいなと思ったのは、バスで出会った、女性との恋と言えないような、でもせつないような出会いは印象的だった。彼は人知れず死んでいったのだなぁと思わせるあたりも、心には残る。

ただし私に限っていえば、非常に微妙な映画だった。
Date : Saturday 1st October 2005 16:10
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