オーシャンズ12
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 詐欺・泥棒

原題 OCEAN'S TWELVE
2004年 アメリカ公開
上映時間 125分
監督 スティーブン・ソダーバーグ
出演 ジョージ・クルーニー/ブラッド・ピット
お勧め度

この映画、なんでヴァンサン・カッセルが出るんじゃ。私嫌いだっちゅうねん。フランス映画でもないからと油断したら、ハリウッド映画にまで出ていたとは。それによくわかんないけれど、ヨガポーズみたいなのまでやっちゃって、彼は何?って感じ。
駄目だ。たぶんこれは、英語を母国語として使い、アメリカ文化の中で育った人には受けるのかもしれないが、私には全く理解できなかった。ジョークを言ってるんだろうなって言うのはわかるんだけど、意味がわかんない。さらに難しいんだ、言葉のかけ合いの意味が、???な会話が多くて、さすがに今の何?っていう感じで、私はネットであの場面の意味って何?っていうのを調べまくったよ。つまり内輪ネタを知らないと、面白くもおかしくもないし、全く意味が通じないという。
雰囲気はオーシャンズ11の時のような楽しさがあるにはあるんだけど、いまいち乗れないんだよね。日本語吹き替えの方がまだいいのかなぁ。でももう一度見直すのも面倒で止めちゃったんだけど。それにこれは前作見てないと果てしなくわからないと思う。前作を見ていても、私は半分くらいまで、いったい何やっているのかさっぱりわからなかった。後半からこういう展開で話が進んでいるんだっていうのがわかってからは、それなりに楽しめそうな予感がしたんだけど、そう思ったら終わっていたよ。
なんか前作は皆で協力して、大泥棒をするっていうまとまったものがあったのに、今回はどっちかというとスケールでかすぎて、わかりにくいんだよね。凝りすぎてわけわかんなくしたと言ったらいいのかな。
一応お金を集めるためにヨーロッパまで行ったのに、フランスの大泥棒「ナイト・フォックス」に邪魔されるという話なんだけどね。そのナイト・フオックスは自分は泥棒中の泥棒で、自分が一番の大泥棒というのを認めさせたくて、オーシャン達の邪魔をしたりするわけ。それでナイト・フォックスは美術館の金の卵を盗むという挑戦状を叩きつけるのだ。フランス大泥棒対アメリカ大泥棒の戦いといったらいいのだろうか。この勝負はいかにっていう話みたいなんだよ。(たぶん、私の解釈が間違っていなければ)なので、泥棒の話というより、詐欺の話。
内輪ネタというか、ダニー(ジョージ・クルーニ)は自分の顔が50才代に見えるかという問いかけがあったり、みんな50代と答えたり。テス(ジュリア・ロバーツ)が妊娠しているジュリア・ロバーツを演じるとか、スキンヘッドのあのお方が登場したり、面白くしようとするのがてんこもりなんだけど、盛り込みすぎ。豪華絢爛さは前作以上なんだけどね。もっと単純な話の方が楽しいのにと思った。
なのでこの映画いいんだか悪いんだかよくわかんない。ただゴージャス感を味わいたい方にはお勧めかもね。
【STORY】
ラスベガスのカジノから1億6000万ドルが盗まれて3年経つ。復讐を誓うベネディクトはオーシャンたちの居所を突き止め、2週間以内に利子を付けて返済するよう脅迫するのだった。追い詰められたオーシャンたちは再び集結することになる。
comments