カレの嘘と彼女のヒミツ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

原題 LITTLE BLACK BOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 107分
監督 ニック・ハラン
出演 ブリタニー・マーフィ/ホリー・ハンター
お勧め度

テレビの裏側見たりって感じの映画だった。トーク・ショーって実際にアメリカにある番組なんだよね。なんか私一度見たことがある。例えば彼が浮気の疑いがあるなんてとき、なんとテレビでその浮気は本当なのか、実際に彼をテレビに呼んで、真相をはっきりさせたりするわけよ。もしも浮気していたら、その浮気相手もテレビに呼んで、彼女対浮気相手、その真ん中には問題の彼がいるなんていう図式。
そういう番組がトーク・ショーなんだけど、最近は視聴率も落ちてきて、なんとか番組を盛り返したいと思っている。そこにキャスターにあこがれているステイシー(ブリタニー・マーフィ)が採用になってやってくる。そこで働くバーブ(ホリー・ハンター)はブリタニーと仲良くなって、いろいろ恋の悩みとかを相談する仲になる。
ステイシーは恋人のデレクと同棲している仲なんだけど、バーブにけしかけられて彼のパーム(電子手帳)を覗いたら、彼女の知らない昔の彼女との写真があったりして、彼は元カノとまだつきあっているんじゃないかってすごい疑いはじめるの。それでバーブにけしかけられて、こりゃあ彼の本心を探らないとってことになっていくんだよね。それでテレビ局の番組の協力なんていう名目を使って、元カノたちに会ってインタビューしたりしながら探りを入れたりするの。
まあさ昔の彼女ってどんな人だったんだろうなぁとは思うけれど、だからといってそんなに気になるものなのかな。彼は家族に紹介しない主義とか言ってるくせに、元カノは家族に合わせていたりするから、なんとなくだんだん自分は本当に愛されているのだろうか?なんて気持ちになってきちゃったんだと思うんだけどね。過去に嫉妬してもしかたないと思うのは私だけ?
結局彼にそういう事を確かめられなかったし、彼の方も本心を彼女に打ち明けられない、そんな二人だったっていう事なんだけど。私は彼の方よりも、友人ズラしているバーブの仕打ちには心底腹たった。スティシーがやっていることもひどいと思うよ。番組の取材とか言ってさぐりを入れて、騙したりしているわけだから、そんなことまでしなくてもって思ったりもした。
でもバーブはひどい。テレビ局ってあんなにえげつないわけ?って思った。視聴率のためなら、番組のためなら、人の気持ちを踏みにじり、傷口に塩を塗りたくり、それでも番組のため?非常にテレビ業界に対する風刺の効いたストーリーなのかもしれない。
【STORY】
ステイシーは、恋人のデレクと同棲中。キャスターになるのが夢で、現在は地方局の昼間のトーク番組を担当している。ある日のこと同僚バーブにけしかけられてデレクの電子手帳を覗いてしまう。その手帳には、彼の元恋人についての新たな事実が載っており、自分の知らない彼が存在することに気がつく。その結果ステイシーは、果てしない疑心暗鬼にのまれていく。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
私が怒り心頭なのは、バーブが友達としてスティシーに近づいていたわけではなく、ステイシーをけしかけて、トークショーにステイシーを出演させるという魂胆があったんだ。だから元カノを調べろとかアドバイスして、実は協力する振りして、最後の最後に裏切って、番組に出演させるという、すべて番組のためにステイシーを利用したんだ。
結局そのテレビ番組に騙されて出るしかなくなったステイシーは、恋人も失いそして彼の元カノといい友達になれそうな雰囲気になったのに、その友情も失い、もちろんそんな番組に出されて、そのテレビ局も辞めて、仕事も失うという、トリプルパンチ。
ただこの映画で最後にとてもいい会話があるの。ステイシーが学生時代の彼氏に出会って、今までの一連の悲劇のことを話すときに言うの。
「私の人生計画は死ぬほど間違ってたわ」って。
そうステイシーは学生の頃、いろいろ計算してその彼をふったという経緯があるんだ。でも学生時代の元カレが「だからただ生きろ。計画なんてやめて成り行きを楽しむんだ」って。
そして映画ではこうも言うの、「人生っておもしろい、舵とりをやめて風に任せた途端たどり着く」
そう彼氏の過去に嫉妬してジタバタしていたときは、幸運はすべて自分から去っていったんだけど、そういうことをやめたとき、彼女は自分の夢を手にするんだ。ラストはよかったねって。そういう風に言える終わり方。
恋愛は失敗したけれど、彼女には夢があるし、そしてこれから先の人生に希望もあるという終わり方で、ちょっと安心した。
単なるコメディかなぁと思って観たけれど、ちょいとスパイスのききすぎるブラックコメディっていう要素もある。そんな映画。
結局そのテレビ番組に騙されて出るしかなくなったステイシーは、恋人も失いそして彼の元カノといい友達になれそうな雰囲気になったのに、その友情も失い、もちろんそんな番組に出されて、そのテレビ局も辞めて、仕事も失うという、トリプルパンチ。
ただこの映画で最後にとてもいい会話があるの。ステイシーが学生時代の彼氏に出会って、今までの一連の悲劇のことを話すときに言うの。
「私の人生計画は死ぬほど間違ってたわ」って。
そうステイシーは学生の頃、いろいろ計算してその彼をふったという経緯があるんだ。でも学生時代の元カレが「だからただ生きろ。計画なんてやめて成り行きを楽しむんだ」って。
そして映画ではこうも言うの、「人生っておもしろい、舵とりをやめて風に任せた途端たどり着く」
そう彼氏の過去に嫉妬してジタバタしていたときは、幸運はすべて自分から去っていったんだけど、そういうことをやめたとき、彼女は自分の夢を手にするんだ。ラストはよかったねって。そういう風に言える終わり方。
恋愛は失敗したけれど、彼女には夢があるし、そしてこれから先の人生に希望もあるという終わり方で、ちょっと安心した。
単なるコメディかなぁと思って観たけれど、ちょいとスパイスのききすぎるブラックコメディっていう要素もある。そんな映画。
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