スウィート・ノベンバー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

原題 SWEET NOVEMBER
2001年 アメリカ公開
上映時間 100分
監督 パット・オコナー
出演 キアヌ・リーヴス/シャーリーズ・セロン
お勧め度

雰囲気のある映画だったけれど、私はラストが異様に納得いかないので、胸が痛い。かといってご都合主義的に、ありがちにハッピーエンドに終わったら納得いったのか?と問われると、それまた答えに困るというのだろか。
ネルソンは仕事に生きる男。恋愛だって、仕事優先だから恋人にも逃げられてしまう。そんなネルソンの前にサラという女性が現れる。サラは11月のひと月だけ、仕事も忘れて自分と一緒に暮らすというとっぴな提案をネルソンにする。
つーかそんなこと言われて、仕事人間じゃなくても、ハイそーですかわかりました、そうしましょうという男はいないと思うんだけど。それも今までどこの誰とも知らない女に言われてもって思わない?
ネルソンは仕事しか顧みない自分というものをみつめなおすことにはなるんだけど、だからといってこの設定は、いくらなんでもと思うのは私だけだろうか?
それでもシャーリーズは美しいし、キアヌもいい男なので、ラブストーリーとしての甘さは十分に堪能できると言えばできる。ワキを固めるゲイの隣人とか、そういう部分はとてもいいと思うのだけど、ラストがねぇ。
だってとっても寂しい気持ちになってしまう終わり方は好きじゃないんだもん。ネタバレ→(サラは不治の病で、もう命の期限が少ない、だから11月のひと月だけの恋人にネルソンを選んだ。いつものように恋愛の美味しいところだけつまんで、別れるつもりだったのに、本気で愛してしまった。でも美しい思い出のままの自分でありたいと願うサラは、ネルソンのプロポーズを受けることはせずに去る。またネルソンも最後はサラの思いを受け入れ、そして二人はもう二度と会うことはない。)という話なのだが、見終わって、ネルソン、君はそれでいいのか?と思ってしまった。私なら11月だけの女になりたくなんかない。
甘々のハッピーエンドで、幸せ気分になるラブストーリーを求めている人には不向き。二人のファンだったら、それなりに楽しめるかもしれない。
【STORY】
広告代理店に勤めるネルソンは、ある日サラという女性と出会い、“私の11月にならない?”と突然持ちかけられる。
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