チャーリーとチョコレート工場
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ファンタジー

原題 Charlie and the Chocolate Factory
2005年 アメリカ・イギリス公開
上映時間 105分
監督 ティム・バートン
出演 ジョニー・デップ/フレディー・ハイモア
お勧め度

私はどっちかというとファンタジーものって駄目なんだよね。だからあまり好んで見たりしないんだ。だからこの映画もずーつと躊躇していた。ところがどっこい、見てみたら超嵌ってしまった。
遊園地のアトラクションのような映像で、色彩が派手で、そしてなんと言っても、ブラックな発言が楽しい。一見子供向けに見えるけど、すごく皮肉が利いていてツボに嵌った。
憎らしいというかくそガキと言えるような憎々しい子供たちがやっつけられていくのが見ていて楽しくなるって、私は相当根性悪いんだろうか?でもあの映画でチャーリー以外の子供がとても素敵なんて口が裂けてもいえないくらい、生意気でどつきたくなるほどいやな子供なんだもん。親もまたそれに増して嫌だし。
ウンパ・ルンパが私にはさらにツボ。あれがきもいと思う人は、この映画楽しめないと思われる。ウンパ・ルンパが歌う歌詞もブラックで大好き。
というような前述の憎らしい子供と対比して、チャーリーがすばらしい子供というか、家族を大切に思う思いやりの持った子供というのが引き立つように作られているんだよね。チャーリーの家は超貧しくて、毎日ご飯はキャベツのスープ。家も傾きかけているあばら家だし。そこで寝たきりのじーさんばーさんが4人もいて、お父さんは歯磨き工場で働いているけれど、給料はものすごく安くて貧しいんだ。でも家族がとても暖かい、貧乏でもこの家族なら幸せっていえるような家庭なんだ。なんかそんな家族愛がところどころあって、うるっときたりするところもあり。家族愛という甘いお菓子に、ぴりりと皮肉というスパイスを効かせ、着色料で派手派手に染めたお菓子という映画。
ただしこの映画は、好き嫌いが極端に分かれそうだと思う。この世界に入れなかったら最後、えらくつまらなくてなんじゃこれって思うよ。私のようにツボに嵌れば、最高に楽しい映画だと思われる。なので私的評価は5つ星だけど。
【STORY】
貧乏な家庭に暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには不思議なチョコレート工場があった。ある日工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っているゴールドチケットを引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可すると発表した。そして誕生日の日にしかチョコレートを買えないチャーリーも、幸運のチケットを手にすることができた。
comments
原作ロアルド・ダールなので気になってました。チョコレート大好きだし。新作じゃなかったら借りよっと♪
うちのTSUTAYSは準新作でした。
この映画ほど好き嫌い分かれるものはないと思います。もしかしたらkanaさんにとっては星ゼロなんてこともありうるかもよ。(笑)
他の方のレビューとか呼んでいると、つまんないという人と面白かったという人と両極端だったし。kanaさんの感想いかに。(^^;)
あちらのレビューって、感想とかコメントできないんだよね。日記みたいにできればいいのにね。
というわけで、最近なんさんご贔屓の「ミートザペアレンツ」を借りてきました♪ロバートデニーロがパパ役となると、かなり笑えそうな予感。
『ミート・ザ・ペアレンツ』はデニーロパパの頑固ぶりが笑えます。でも続けて2も見るとよいかと。(^^)
うちの近所にも名の知らないレンタルビデオ屋があります。借りたことはないけど、つぶれないから繁盛しているのかも。私はついつい足を伸ばしてもTSUTAYAに行ってしまうのですが。(笑)
まさに風刺映画!
現代社会の病に冒された4人の子供(親も)とチャーリーを対照的に描き、大切なことを説いてますね。まずは大人が見るべき映画のように感じました。それにしてもチャーリーは本当に良い子。あんなに理性が利いて思いやりのある人間、大人でもあまり見かけないですよね。
ウンパ・ルンパは爆笑でした。ジョニー・ディプの奇妙な演技も良かったです(笑)。
ついに見ましたか。
これ、ツボに嵌る人は、強烈に面白いですよね。この映画は子供向けというより、確実に大人向け。
ジョニーにしかあれは出来ないかもって思っています。