イン・ハー・シューズ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

原題 In Her Shoes
2005年 アメリカ公開
上映時間 131分
監督 カーティス・ハンソン
出演 キャメロン・ディアス/トニ・コレット
お勧め度

姉妹の葛藤というか、家族だからこそひどいことを言ってしまったり、それで後悔したり。そんな二人の姉妹が繰り広げる毎日。それとともにお互いに成長していくという話だろうか。
こういう話にありがちな、姉妹の対比というのかな、姉はデブで外見はいけてないが、頭はよく仕事も弁護士としてバリバリこなす。かたや妹はスタイル抜群で男受けする容姿だが、仕事も長続きせず、破天荒な性格だ。
お互いに対してコンプレックスがあるので、会えば憎まれ口をたたくし、相手のすることに対していちいち気に入らない。だけど一緒に育った親友でもある二人は、いろんなことがあっても最後はやっぱりなくてはならない存在であるという。
駄目駄目な妹マギー役をキャメロン・ディアスが演じているんだけど、なんか明るいあの笑顔を見ていると許せてきちゃうのが不思議。結構ひどいことを姉に対してもしてくるし、ありえねぇーっていうことも多数。寂しいからって勤めているペットホテルから犬を黙って持ってきちゃうし。姉の恋人を寝取っちゃうし。まっ、これは姉の恋人もろくでもない男なんだけど。こんな妹いらないって思っては見ても、キャメロンって得なタイプというのか、あの笑顔でまあいいかって思っちゃったりするんだよね。
そんなマギーがおばあチャンを尋ねてフロリダに行き、そこで働くおばあちゃんや老人ホームの人々から、いろんな人生についてを学んで成長していくんだ。
一方姉は姉で、一見順風満帆みたいな肩書きだけど、恋人とは同じ事務所で不倫関係。その不倫男に妹まで手を出されてしまう。外見はいけてなくて、スタイルも悪い。妹と恋人の事件以来、職場で一緒に働きたくないので長期休暇とり、犬の散歩を仕事にしたり。でも彼女の周りには本当にありのままを愛してくれる男性がいたりする。
そんな二人の成長振りと、父と母と祖母の関係を絡めて、うまくまとめている作品かな。誰でもこんなことあるし、こんな気持ちになったこともあるって共感しながら見れる一本。
この映画女同士で見るといいかもしれないなんて思った。最後はほんわかした気持ちにさせてくれるし、悪くない作品。
【Story】
抜群の美貌を持ちながら、定職にもつかずぶらぶらしているマギー。一方姉のローズは弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てずにいた。ローズの家に居候していたマギーは、ある時ローズの恋人にちょっかいを出してしまい、怒ったローズに家を追い出されてしまう。そこでマギーは、亡くなった母方の祖母エラのもとを訪ねることにした。
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