ダニー・ザ・ドッグ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

原題 UNLEASHED
2005年 フランス・アメリカ公開
上映時間 103分
監督 ルイ・レテリエ
出演 ジェット・リー/モーガン・フリーマン
お勧め度

これはなんと言ったらいいのだろうか。つまらなくはないよ、アクションとしても楽しめるし、ストーリーはちょっと変わっているし。だけど最後はえっ、それでおしまいなの?っていうあっさりとした終わり方が不満足。
だいたい子供の頃からコントロールしても、人間があんな犬のようになるとは思えないんだけど。昔狼に育てられた子供っていうが実際にいたでしょう?あれは生まれたときから、自分の親は狼だったわけだから、狼と同じような習性で同じような行動をとるのもわかるけれど、このダニーはある程度の年になってから、悪人に犬のように飼われてしまったわけだけど、監禁されて強要されたらああいうふうになってしまうのか。
つまり闘犬として育てられ、首輪をはめられ、その首輪をはずすといきなり相手を叩きのめす。そして見世物として人を殺すまで戦わなくてはいけない。実際にあんな見世物があること事態も考えにくいんだけど、裏の社会では人間同士の殺し合いをショーとしてやっているのだろうか?まあ根本は借金の取立てにダニーを利用して、「金返さないとこの闘犬が殺すぜ」という脅しの道具として存在していたわけなんだけどね。
そんなダニーが盲目のサムに出会い、犬から人間へとなっていく。ただそんなダニーをあの悪徳ボスが執拗に追い回す。殺すというより生け捕りにして、そしてまた犬として飼おうとする。あいつ頭いかれてるよ。さらになぜか死なないし。(笑)
ダニー役がジェット・リーで、なんかもの悲しい子犬のような目で、ダニーの役はこの人しかいないのかもと思ったくらい嵌っていた。さらに盲目の調律師がモーガン・フリーマンが演じているのだけど、なんか彼のおかげで映画が引き締まるというのだろうか。そういう意味ではこの映画成功してるなぁと思う。
うまく書けないのだけど、決してつまらない映画ではない。どちらかというと面白い映画なのだけど、設定が闘犬として扱われた人間という、実にひねった設定のわりに、ラストへのもっていき方はベタな終わり方で、あれれ??それだけなので終わっちゃったところが物足りない。
ちなみにラストは…。ネタバレ→(そうまんま、盲目のサムと人間としての生き方を選び、あの悪人も死んでおしまい。)
でもさいくら犬として育てられ、強要されてもあれだけ人を殺したら、彼は捕まらないのか?なぞ。
【Story】
5歳の時に誘拐され、バートによって闘犬になるべく育てられたダニー。首輪をはめられ、借金の取り立てに付き添い、金を返さないやつには、闘犬として戦わなくてはならない。そんなある日、ダニーは取り立てに向かった先でピアノに心奪われているダニーに、盲目のピアノ調律師サムが話しかけてくる。
comments
この映画では狂ったジェット・リーを見れそうですね〜♪
ジェット・リーってなんかほっておけない気分にさせる顔してますね。今回の作品は、悪に染まれないいい人の役でした。でも闘犬の時は、すごいっすね、あのアクションは見ものでした。
私の通うTSUTAYAでは、ランキングがかなり上で人気の作品です。ぜひkanaさんもごらんになってください。(^^)