Jの悲劇
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

原題 Enduring Love
2005年 イギリス公開
上映時間 101分
監督 ロジャー・ミッチェル
出演 ダニエル・クレイグ/サマンサ・モートン
お勧め度

これは主人公に感情移入して、イライラする映画だ。というのも一言で言えばストーカーの話だよ。ストーカーって、勝手な思い込みで自分の都合のいいように解釈し、相手の気持ちなんて関係なしで、自分の思いを押し付けてくるじゃない。まさにそれ。そんな人にいくら言っても、聞く耳もってもらえないし、神経逆なでされるばかりなり。
そういう意味でこの映画は大成功なんだろうな。だってジョーの気持ちが痛いほどわかるから。狂ったストーカーのジェッドが、家の前にじっと立っていたり、何を勘違いしているのかいくらもうこないでくれと言っても、ジェッドは耳に入らず付きまとう。イライラするよねぇ、何でこいつは来ないでくれという意味が理解できないのか?気味悪いし言ってもわかってもらえないし、さらに最悪なのはそんなことでだんだんと追い詰められる自分のことを、恋人までが自分がおかしくなっていると思ってしまっているということ。
私もこの映画見ていたら、ジョーの気分になってしまったので、ジェッドがウザったくて、なんだか気分が悪くなったよ。なのでこの映画は見るときの精神状態においては、メンタル面に支障をきたしそうだよ。気持ちよく楽しい映画ではないので、誰彼お勧めはできない。私はこういった映画好きではないな。
それとこれはエンドロールは最後まで見ようね。怖いよー最後の最後まで。人間って怖い。
【Story】
恋人クレアとピクニックを楽しんでいたジョー。そこへ気球が落下してくる。ジョーや近くにいた4人の男たちが気球を抑えようとロープにしがみつく。そのとき突風が吹き、気球が再び浮上してしまう。ジョーらはすぐ手を放し難を逃れるが、ただひとりロープにつかまったまま空高く運ばれた男が、墜落死してしまう。自分が手を離さなければ、もしかしたら墜落死しなかったのではと罪の意識にさいなまれるのだが、それと同時に現場で出会ったジェッドという男が、なぜか執拗につきまとうようになるのだった。
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