花嫁のパパ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

原題 Father of the Bride
1991年 アメリカ公開
上映時間 105分
監督 チャールズ・シャイアー
出演 スティーブ・マーティン/ダイアン・キートン
お勧め度

花嫁のパパの気分になって、最後はなんだかせつなくなってしまった話だった。まだまだ子供だと思っていた娘が、ある日突然結婚すると言い出し、パパはうろたえてしまう。
誰が結婚なんて認めるかーと心の中で叫んではみても、それとは裏腹にどんどん娘の結婚準備が進んでいく。娘の結婚相手に対しては、いちいち気に食わないのはどこのパパも同じということか。
まず第一に仕事がフリーというのが気に入らないらしい。なぜ会社員でないのかということね。これってフリーだと仕事が不安定というイメージがあって、親だったらできれば会社員がいいって思ってしまうよね。さらに未来の息子が会いにきたら、ナイキのスニーカーをはいていた。パパは自分でスニーカーを作って売っている会社の社長なのだ。それなのにライバルのナイキのスニーカーをはいてくるとは…。爆笑。
さらに婿の家に行けば、金持ちで豪華な家が気に入らない。玄関に入ると、自分の家がすっぽり入りそうなくらいの広さで、そんな豪邸私なら一度みてみたいよと思ったが、パパは嫌らしい。私から見たらパパだって結構な金持ちだと思うんだけどね。
まあやることなすこと気に入らないわけよね。そんなパパだけど、やっぱりなんだかんだいっても心の中では娘の幸せを一番に祈っているわけで、心の声としては何だこのやろーであっても、最後は娘の味方をしてあげたりするのが、ほろっとくるかな。
ただ私が思うのは、確かにパパは結婚式のことに口出し過ぎだけど、お金を出すのはある程度パパなわけで、そりゃあ予算とかいくらかかるということは気にすると思うんだよね。それなのに娘は当然のように文句を言うってどうなの?って思った。文句言うなら自分の結婚式なんだから、自分で金出してから文句言えよと。そのあたり一応娘も、安く結婚式を上げるにはっていう雑誌を読んで、気にしているっていうフォローはあるんだけどさ。それでも文句言えた義理かよって思うのは私だけ?
ほのぼのした明るい映画を見たい時はいいかなって思う。とくにひねりのきいたシーンはないし、無難にまとめてあるし、健全な作品かと。私はゲラゲラ笑えたし、ジーンときたし、結構楽しめたよ。
【Story】
スポーツ靴メーカーの社長であるジョージは、家族4人幸せに暮らしていた。ある日ローマに留学中の娘が帰国すると、突然結婚すると言い出した。相手は資産家でもあり好青年。周囲はみんなは大賛成。パパはしぶしぶ了承するのだったが。
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