ロード・オブ・ウォー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > イーサン・ホークが出演

2005年 アメリカ公開
上映時間 122分
監督 アンドリュー・ニコル
出演 ニコラス・ケイジ/イーサン・ホーク
お勧め度

久しぶりにイーサンが出ている映画を見た。といってもこれはニコラス・ケイジの映画だが、脇役でイーサンも出ている。話そのものは結構重いテーマだし、とっちかというと社会派って感じの映画なのかもしれないが、あまり難しさを感じさせずに見れたのはココラス・ケイジのおかげなのかもしれない。
武器商人の話なんだけど、結局武器を売るということは、戦争が起きていないと儲からないわけだ。平和万歳で戦争廃止は誰もが思うことだが、その反面それを商売にしているものもいる。そして武器を売るということは、一部の戦争大好きな人間だけでなく、何の罪もない市民が犠牲になるということだ。
ユーリーは武器を売って銭を稼いでいるわけだけど、決して闇の人間だけが買うわけではないということがその映画のポイントだ。密売というより、国家が正々堂々と買う。その反対のところで人道支援などを行っている国。相対する矛盾の中で国家というものは成り立っていると言うことか。不思議とユーリーは魅力的な人間なんだよね、だからなのか営業がうまい。そんなユーリーを逮捕しようと追跡しているイーサン演じる捜査官がなんか悪者に見えてしまうんだよね。
明るいド派手なアクション映画ではなく、テーマは非常に考えさせられるものなので、気軽な映画とは言えないけれど、平和ボケしている日本もいつかこんなことにならないことを祈りつつ、見終わった後には結構心に重くのしかかる何かを感じ取ってもらえればいいかと。ある意味反戦映画でもあると言える。
それにしても久々に見たイーサン、じじぃになった。まだ30代なのに額と眉間の皺は深すぎる。一発ボトックスでも打ったらどうだい?とアドバイスしたくなった。外人は老けるのが早いのか?でもイーサンは好きだよ。(^^)
【Story】
ユーリーはある時、世の中で武器を必要としている人に、その武器を提供しようと思い立ち、弟のヴィタリーと2人で武器売買の事業を始める。
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