レッド・ドラゴン
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー
原題 RED DRAGON
2002年 アメリカ・ドイツ公開
上映時間 125分
監督 ブレット・ラトナー
出演 アンソニー・ホプキンス/エドワード・ノートン
お勧め度
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』と続いた三部作の最後がこの『レッド・ドラゴン』。でも最後の話じゃなくて、これが一番最初にくるんだよね。すべての物語の始まりはここにあった。っていうことで期待して見た人も多いだろうね。
おもしろいと思うし、ストーリーもよくできている。私はハンニバルが期待はずれだったので、このレッド・ドラゴンもあまり期待はしていなかった。だけど非常にコンパクトにまとまっていると思った。ただレクター博士の話というよりかは、レッドドラゴンの話にレクター博士が登場するっていう位置づけみたいだよ。だからレクターを期待していると、ちょっと違うかもしれない。
あとDVDをドルビーサラウンドにして見たら、結構臨場感あふれて、この私でもびくってきたよ。音響効果は非常に高い。
【STORY】
犯罪心理学者のハンニバル・レクターと、プロファイルを武器にしているFBIのグレアム捜査官が、二人でいろいろな事件を解決してきた。ところがグレアムはレクターが殺人犯であることに気がつき、殺されかけてしまう。レクターは逮捕され終身刑に、グレアムはFBIを引退する。
そんなある日、FBIからグレアムにまた捜査の依頼が来ることになった。なかなか難事件で、グレアムは昔のように、刑務所にいるレクターに助言を求めることになる。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
『羊たちの沈黙』の最初の話と期待して見るより、レッドドラゴンとして見ると楽しめる。猟奇犯罪犯の生い立ちから、現在の彼を作り上げてしまう過程、それなりに感情移入はできましたねぇ。ただ狂人としたらレクター博士に勝るものはないので、逆にこの犯人の異常性には、そんなにびっくりすることもなかったかなぁ。
犯人にとって唯一無二の存在である盲目の彼女に対する思い、その存在意義も大きいと思う。彼女がいたから、人間としての自分の部分がほんの少しだけ残されていたってことに。それでも猟奇犯であることには間違いないんだけどね。なんだか狂気と紙一重のところにある哀しみを背負っている犯人なので、見ていてちょっと悲しくなった。
とてもうまくまとまった話かな。たとえ羊たちの沈黙とかを見ていなくても、単品としてこの作品は楽しめると思う。
全然関係ないけれど、レイフ・ファインズはいい体してまんがな。(笑)
犯人にとって唯一無二の存在である盲目の彼女に対する思い、その存在意義も大きいと思う。彼女がいたから、人間としての自分の部分がほんの少しだけ残されていたってことに。それでも猟奇犯であることには間違いないんだけどね。なんだか狂気と紙一重のところにある哀しみを背負っている犯人なので、見ていてちょっと悲しくなった。
とてもうまくまとまった話かな。たとえ羊たちの沈黙とかを見ていなくても、単品としてこの作品は楽しめると思う。
全然関係ないけれど、レイフ・ファインズはいい体してまんがな。(笑)
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